鵜の秘密

面白うてやがて悲しき鵜舟かな



なーんてね。かの芭蕉さんも言っておられますがね。
気持ちはわかりますね。
鵜にしたら、せっかく呑んだ魚が、「え!え?どうなってんの?お腹がいっぱいにならないよ」

そりゃそうだよね。首を絞められてんだもの。

そのうちに船に引き上げられ、無理矢理吐かされて・・・・・

見ているほうもそのうちに、かわいそうにと思うんだろうね。

ところで、鵜は印旛沼にもよく来ておりますが、いつ見ても羽を広げて乾かしてんですよね。

今はいろいろ速乾素材もあるというのにね。


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鳥類学者によると、普通の水鳥は、羽毛の形も中に空気をためやすい構造になっている上に、尾脂腺というのが腰のあたりにあって、そこから皮脂を分泌して羽に塗りたくっているらしいのですね。

ところがこの鵜という鳥は、そういう防御的なものは一切捨てて、ひたすら獲物を狙うための攻撃的な体にしているらしいのですな。

要するに、羽毛の中に空気が入っていると水に潜るときにスピードが落ちるというわけです。おまけに油分がなくて、撥水性がないから水中の速度が速くなるらしいのです。

そのかわり、陸にあがるとつねに羽干しをしないといけないということらしいです。


不便さも顧みず、性能を向上させた結果、捕まって鵜飼いに使われているという、なんとも皮肉な人生。


カモメや、カワセミなんかも相当なスピードで水の中に突っ込んで魚をとるけどね。あまり、のんびりと羽を乾かしている光景はみたことがないね。

どうなってんのかな。こんどカモメにあったら聞いてみようっと。

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