みおつくし献立帖

以前に、高田郁(かおる)の「みおつくし料理帖」という時代小説のシリーズをご紹介しましたが、このシリーズも7冊目となり、そのうち出るだろうなと思っておりましたら、やっぱり出ました「献立帖」
以前の記事はここ↓
http://87206806.at.webry.info/201009/article_4.html


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小説そのものは、同じ作者の作品では「出世花」とか「銀二貫」の方が上かと思いますが、なにしろこの「みおつくしシリーズ」巻末に出てきた料理のレシピがついているという珍しい工夫。
ずっと読んできておりますが、それらを集めたレシピ集なのです。


池波正太郎の「鬼平犯科帳」とか、「剣客商売」などの料理を集めた本とか、安部夜朗の「深夜食堂」でもレシピ集が出ておりますので、これも「あ、やっぱり出たか,ほんとにもう。しようがないな」という感じで、買ってあったのですが、今日は雨でやることもなし、パラパラと見ておりましたら、架空のレシピでありますが、実際に作った料理の写真を見ていたら、なかなか面白いので、ちょっとご紹介しましょう。

これは「はてなの飯」という名前がついていますが、作者のオリジナル。
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以前にご紹介しました、「かつおの銀火丼」にちょっと似ていますが、熱を通すところがちと違う。
ご飯は別に炊いておきます。
かつおは2cm角に切り、醤油・みりん・酒に2時間ほど漬けこんでおく。
しょうがは千切りにして漬け込んだかつをと一緒に煮汁がなくなる程度まで煮込む。
あとは、煮汁とともにご飯とかき混ぜ、海苔をちらす。
煮込むところが「銀火丼」とちがいますが、一度やってみたくなる料理。写真もうまそう。
(銀火丼についてはココ↓)
http://87206806.at.webry.info/201203/article_16.html

レシピをいちいち書いていたら大変ですので、写真だけご紹介しましょう。
興味のある方はハルキ文庫「みおつくし献立帖」を購入でも立ち読みでも、5月に出たばかりですので、まだ店頭にあると思います。686円です。

「ほろにが蕗ごはん」「蕗の青煮」
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「蓮の実の粥」
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いやーこれは何の変哲もない「にしんの昆布巻き」ですけどね。
見た目がおいしそうで、思わずごくりとつばを飲んでしまいました。
端面の乱れ方が、より食欲をそそります。
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「ひょっとこ温寿司」という温かいちらしずし
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「ほっこり酒粕汁」
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「里芋黒ゴマ餡」
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「ふわり菊花雪」
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「マグロの浅草海苔巻き」
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「又次のゆべし」
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「桜の花の塩漬け」と「菜の花ご飯」
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「山芋の磯辺揚げ」と「忍び瓜」
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「梅と茗荷とゴマの握り飯」と「大根の油焼き」と「ゴボウの素揚げ」
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「蕪の柚子漬け」と「大根葉とジャコの甘辛煮」
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「焼き柿」
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「ふっくら鱧の葛たたき」
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こういった料理を次から次へと考え出して、提供しているあいだに、
小さかった「つる家」も
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2階建のちょっと大きな店になったのです。
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文章だけで、想像力をめぐらせて読んでいるほうが、楽しいという考え方もありますが・・・
こういう風に写真とイラストを見せられて、「ホレホレ、こういうのも面白いでしょ?」と言われると
「ま、そうかもな」と思うのでありますね。





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