梅一輪

梅一輪などと申しましてもね、千葉県は成東の地酒「梅一輪」のお話ではありません。日本酒党の皆様、すみませんネ。ごめんなさいよ。


梅一輪 一輪ほどの 暖かさ

嵐雪の作ですね。
GGは名句だと思っております。というか好きな句ですね。

うるさい人に言わせると、"季重なり"であると、季語がふたつ使われているところに無駄があるということになるようですけどね。

梅の花は春の季語、暖かというのも春の季語なのですね(多分)

何しろ俳句というのは、17文字の中に情景描写をしないといけないので、季語という独特のルールがあるわけです。これで、芝居の書割といいますか、まず背景を把握させるわけですね。

それでも、5文字くらいは使ってしまいますので、実際は残り12文字でいいたいことを言わなければいけないのであります。

だから、季重なりというのは原則として、避けるということが望ましいのでありますが、重なり方にも違いがあって、例えば、梅の花と、桃の花をふたつ使えば、もろに重なったということになりますが、梅の花と暖かいということだと、重なり方もゆるいということになるのでしょうか。この句の場合は許されております。
異性交遊でもAまでなら許すが、Bとなり、Cとなって完全に重なったら「うーむ、許さん!」と同じ(かな?)

それはともかく、日ごとに暖かくなって行き、それに応じて梅の花も一輪づつ咲いて行くという景色は、今年のように春が遅い場合はその気分がひとしお感じられるわけです。ちゃんちゃん

遅れていた我が家の梅もやっと開き始めまして・・・

3日くらい前はこういう状態の蕾でしたが
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今日あたりから、
一輪
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また一輪と・・・
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一輪ほどの暖かさ・・・

桃の花は、まだまだ咲く気はなさそうです。
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朝からかなり本気で雨が降っておりまして、しようがないから、散髪にいったついでに昼の材料を買って帰るかとジャスコに行きますと、やたらとおはぎが並んでおりました。

あぁそういえば彼岸の入りか・・・

暑さ、寒さも彼岸までというからね。確かに今日は雨だけど暖かいわ。

また突然寒くなるかもしれませんけどね。

正岡子規の句に

「毎年よ 彼岸の入りに 寒いのは」

というのがありまして。

何が面白いのかと思いますけどね。

句の初めに「母の言葉が、おのずから句となりて・・・」
とあるのですね。

あぁ、なるほど。

「今日は、彼岸の入りだというのに寒いですのう」と

言った子規に応えた母の言葉が、五七五になっていたのを子規が面白がったのでしょうね。

母子の会話が彷彿とされる句ですが、説明付きでやっとわかるというのは俳句としてはね。

冗談半分で句として公開したのかも知れませんね。

さすが、子規一家。日常会話が五七五になっているとは。

ではまたね



この記事へのコメント

sazae3
2012年03月18日 08:47
ありがとうございます。
このブログは俳句の勉強にもなりますね。
「毎年よ 彼岸の入りに 寒いのは」正岡子規の句ですか?知らなかったぁ・・・淡々と現実の事象を詠むのも良いのですねぇ・・勉強させて頂きました。
2012年03月18日 19:37
こういう感じで俳句ができれば句作も楽ですね。
日常会話を全部、五七五にして、
「ねえあなた そろそろゴハンに しましょうか」
なんて一日中・・・・
疲れそうですね。