ドーロハイク

自転車に乗ってる間は脳みそはヒマだから、俳句でもひねるかということなんです。
大体こういうことを考えること自体が、必死に走っていないことがミエミエですね。
ロードバイクに乗ってドーロハイクというわけです。

自転車に乗りながらだから、質は悪くても言い訳のネタはあるということで、安心して駄句が出てくるというのであります。

しかも季語辞典など見ながら走っていると、お巡りさんに捕まりますから、季語もなし。

それでも出てこないで詰まった時は・・・・サラリン錠。ではなくて
本当に芭蕉が作ったのかどうか知りませんが・・・・・・・・
究極の「俳句粗製乱造法」があります。

「松島や ああ松島や 松島や」を応用展開してなんとかする。

その手順は
1.適当に4文字○○○○を考える
2.2文字の感嘆詞などを日頃から準備しておく
3.2番目の○○○○にその感嘆詞をつける
4.最後に「や」をつけて回る。状況に応じて「だ」とか、「よ」とかに替えることも可。
これで完成です。4文字だからといって、あの禁断の4文字は決していれないように。

それでは早速練習してみませう

菜の花か? おお菜の花や 菜の花や (おいしそう)
お茶にしよ  さぁお茶にしよ お茶にしよ (お茶菓子あるの?)
こういうことを繰り返しているうちに、応用展開力が付くのでありますな。
真ん中の言葉を違う言葉にしてみます

鉛筆や どこから見ても 鉛筆や
ちんげん菜 八宝菜にも 青梗菜
八宝菜 青梗菜なく 七宝菜

さぁこれで皆さんもいっぱしの俳諧人であります。
ただし、こんなバカなことばっかりやっていると「徘徊人」になることもあります。
あ、また1句出てきました。「徘徊や きょうはどこまで いったやら」


ちょっとマジメな話ですが
正岡子規が近代俳句の基礎を築いたといわれているのですけどね
「柿食えば 鐘がなるなり 法隆寺」というのがありますが
子供のころからこの句の良さというのがわからないのでありますネ。

しかしですね、子規というのは若くして肺結核を患い、最後は重度の脊椎カリエスとなって、苦しみながら夭折するのでありますね。
子規というのはホトトギスのことを言い、あの名曲・河内音頭にも「啼いて血を吐くホトトギス」と歌われているように、血を吐くほど激しく啼くといわれておるのですね。

多量の喀血をする自分をホトトギスに例えるというのも、明るい松山人だけに、ジーンと来るものがありますね。
病気療養中でありましたが、生来、好奇心旺盛で行動人でもあった子規は、日清戦争に無理やり頼み込んで従軍記者として大連方面に渡るのであります。
そこですっかり病状を悪化させ、失意の内に帰ってくるのですが、帰国の船の上でも多量の吐血をしたらしいのです。

ふるさとの松山で療養し、ゆっくりと東京に向かって進む途中で奈良にも寄ったということらしいですな。
喀血するから、ノドが乾く、柿はカラダに良いといわれていて、しかも本人が柿が大好きということもあって良く食べていたらしいです。

そこまでを知って、この「柿食えば・・・・」を読むとなるほどと、心に響くものがあるような気がしないでもないのであります(どっちやねん)。
時刻としては夕焼け時、小高い丘の草むらに座って、一人淋しく柿を食べている子規。冬の気配を感じさせる晩秋。そこにカルロス、じゃない、法隆寺がゴーンと。
何かシミジミしたものを感じさせる名句だなぁと思うのでありますけどね。

しかしですね、ひょっとして、体調が良くて、10人くらいでわいわい騒ぎながら遊郭の2階でデザートの水菓子を食べていたとしたら、全然雰囲気が変わりますね。


芭蕉さんにしても
「無残やな 兜のしたの きりぎりす」なんてありますけれどもね。
加賀の国を旅したときに、斉藤実盛の兜だと見せられて読んだらしいのですね。
斉藤実盛というのは、坂東武者でありながら、運命で、平家に仕えていたらしいのです。

木曽義仲が幼少の頃、平家に追われて京都を逃げるときに、かばって逃げてくれたのがこの実盛だったらしいのですが、頼朝挙兵となって運命のいたずらで、実盛は木曽義仲と加賀の国で戦うこととなったのでありますね。
実盛は相手にそうとわからないように、白髪を黒く染め、名乗らないで、義仲方の武将と戦って負けるのですが、首実験の時に、義仲は実盛とわかり「あな無残やな・・・」と嘆いたとのことです。
そこまで知っていて初めてこの句の全容がわかるということなのでありますけどね。

俳句というのは世界で一番短いポエムであるなんていわれておりますけどね。5,7,5だけでは全てが伝えられないこともあるようですね。
だからどうだっていうのよ!?といわれても困るのですけどね。
何かちょっとズルイような気もするのでありまする。5・7・5だけで勝負してへんやんけ,ということを言いたいわけですな。

もっともね、昔は、謡曲の「実盛」なんてのは知識人の常識というものであったでしょうから、わざわざ言わなくても皆がわかる、空気のような事であったのでしょうね。

「牡蠣食えば 金がなくなる 風寒し」
間違っても銀座のクラブで、生牡蠣など食べるのはやめましょうね。


話は急転直下、変わりまして・・・・
自転車のシューズはなぜか先端がメッシュになっておりまして、夏の間は気持ちがいいのですが、冬ともなるとめっぽう指先が凍えるのでありますね。(メッシュでない冬物というのもあるらしいのですが)。
そこでウレタンゴムのシューズカバーを上からかぶせるのでありますが、これが履いたり、脱いだりするときに面倒なのであります。
それにカバーかけたまま歩いていると、底がすぐに破れてくるといった、開発途上の困り者なわけです。
CCA東部支部の一部で使われている「HIDA方式」というものを採用しましてこのようなことになっておりましたのですが・・・・・(HIDAってなんだって?ま、その、あのISDNあるいはMSDSみたいなものだと思ってもらえれば・・)
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先週のサイクリングのときに外してみたら、気持ちのいい季節となっておりました。じゃんじゃん。
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さ、だんだんと走るのに気持ちのいい季節となりつつありますね。
今走らないでいつ走るかということなのですね(おまえは1年中走ってるやないか)
ではまたね。

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