道路俳句 その2

自転車に乗ってる間、頭はヒマだから、歌でも歌うか、浪曲でもうなるか、という一環で、ま、俳句でもひねるかと、“ロードバイク”と“道路俳句”のダジャレを書いたのが運の尽き・・・・・

瞬間俳句粗製乱造方式で適当に書いていたところ、友人が俳句の同人誌というのか何か、この世界のことは知らないのですが、送ってきてくれました。3冊も・・・・ 
(-_= ;

「ちょっとはベンキョーしろ」ということでしょうか。
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小冊子といえば小冊子なのですが、1冊当たりに掲載されている俳句の数が半端じゃないのですな。いま流行の言葉でいえば「ハンパねぇー」。

きっちりと数える気もありませんが、大体1冊あたり1000句くらいでしょうか。
しかもそれらの悉くが名句なのか、駄句なのかがわからない。女性のメイクの良さ、悪さは、オトコの本能でなんとかなりますが、名句がどうかとなるってぇとね。

「トホホ、えらいことになったなぁ。今更あれはダジャレを言いたいがために・・・なんていえないしなぁ。」

こういう事でもなければ、この手の本は、多分、一生、読みもしなければ、手に取りもしなかったでしょうね。
「これも何かの縁なり」と、軽薄に読んでしまうところが、風船屋GGのアホなところでもあり、前向きなところでもあるのですな。

それにね、このブログを読んでいただいている、全国3500万人の読者の方々も既にご賢察の通り、GGはつまらないことをついついダラダラと長く書いてしまうのでありますね。1行で済むところを30行なんてザラ。眠狂四郎「必殺水増し論法」なんてね。

言いたいことをキッパリと5,7,5で簡潔に言うという訓練にもなるのではないかと理屈付けをしまして、読んでみました。(ほらネ、読みましたというまでに9行も使っているでしょ?)

読んでみますとね、これが存外、案外、圏外、海外、意外と面白いのでありますね。
会社への往復の電車の中で読み通してしまいました。

何がおもしろいか・・・
ひとつ:GGのようなシロウトでも「あぁ」と腑に落ちる句がある。これは文句なしにおもしろい。プロからみて優秀作かどうかわかりませんが。

ふたつ:かなりな数の句には解説がかいてあり、シロウトでも「ふーん、なるほどね」というものがありますね。納得できないのもありますが。

みっつ:主宰者が手直ししている欄があります。この句は、ここをこういう風にすると、もっとよくなるよ。というわけですね。これがものすごく面白い。

よっつ:正しい、言葉使いがわかる。(わかって生活の足しになるかどうか、多分ならないけどね)。そうそう昔は「居る」のことは「いる」ではなくて「ゐる」と書いたのだよねなんてね。

反面、ものすごく腰が引けてしまう点もあります。

ひとつ: 皆さん非常にまじめに取り組んでおられる。しかも高齢。70,80なんてザラ。GGのように、品性下劣、マナー知らず、冗談が服きて歩いているような人間が近づく世界ではないのではないか。すぐに追い出されそう。

ふたつ:季語、歳時記、歌枕などの知識がないと、理解できない句もある。(ベンキョー嫌いのGGとしては障壁が高い)

みっつ: 20,30とは言わないけれど、もう少しお若い女性が多ければ、ま、張り合いもでるというものですけどね。喜寿の記念に句集を出しましたなんて話が結構あるみたいですね(笑)。

よっつ: この同人誌というのが、重さの割りには高い。128ページで1000円、年間申し込んで12000円ですね(お前は本を目方で買うんかい!)
あ、そうか。1000円で1000句、1円で1句かぁ。安うー (アホ!死ね!)

いろいろありますが、まずはこの3冊を熟読玩味いたしまして、平成の蕪村となるつもりなのでおます。(それそれ、その言い方が、そもそもふざけているやろ)

手直しの例などをちょっとご紹介いたしますとね・・・・

氷室跡 猪のぬた場と なりにけり
に対して、
評者の森田峠さん「なりにけり」は「ナッテシマッタ」の意で過去とのことを報告的に言った言い方です。「なりゐたり」とすれば「ナッテイタ」の意となり、ぬた場になってしまっていることに今驚いている気持ちがでます。「なりにけり」は報告的になりやすいのでなるべく使わない方がよいでしょう。とおっしゃっています。なるほどよくわかる。
ぬた場というのは、猪などがどろ遊びをするところのことでしょうね。わけぎのヌタってのもありますね。

しつこいけれど、手直し例、もうひとつ・・・

原句   白砂の 箒目美しや みどりたつ
添削句  箒目の 美しき庭 みどりたつ

原句は「白砂の箒目」と「みどりたつ」と2つのことに感動しているように見受けられる。
1句の中に感動をひとつに絞ると句がひきしまって見える。また、「庭」を入れて場所がはっきりわかるようにしましただって。なるほどなるほど、ふ~ん。

次に歌枕の例ってのはですね
 和歌山県に紀の川をはさんで妹山と背山っちゅうのがあるらしいのですね。
  妹背(いもせ)というのは愛し合う男女といったようなものらしいです。
 だから、昔からよく歌にも詠まれて歌枕となっているらしいのですよ。

 だから妹山と、背山を歌ったものが、今回の3冊の中にも、2句ほどありまして、
 ひとつは
  「妹山の 綿虫までも 背山恋ふ」 (寺西 圭)
   *お互い思いあっている妹山と背山、住んでいる虫までも川向こうの
    ことを思っているのだねえ
 もうひとつは
  「妹山に 日当たり背山 風花す」 (三井白槐)
  (*風花:晴天にちらつく雪のこと)
   *思いあっているのに、川に隔てられている2つの山。
    一方には日が当たり、一方には雪が舞っている
 そんなもん、基本的に妹背山のことを知らんかったら、わかりませんがな。

こりゃあきまへんわ。道は遠い。はぁー

本日の道路俳句

「ペダル踏む この足頼り 登り坂」 (風船屋)

じゃまたね

この記事へのコメント

sazae3
2011年04月21日 20:31
「なりにけり」は過去形なのですか?かなり勉強しないとついていけそうにありません。出来ればついて行きたいと思うのですが・・・・詠めたら詠みたいと思うのですがぁ、このブログを読ませていただいただけるだけでも、かなり勉強になります。
一冊に目を通すのにもかなりの時間がかかりそうですが、往復の通勤時間にとは、恵まれてますね。
私はこの分かりやすいブログにお邪魔する事が出来て恵まれている環境です。エッヘン!良い環境だわ!
2011年04月21日 22:28
過去というよりも、現在完了という雰囲気なのでしょうね。
このブログで勉強なんて、そりゃあまりにも無謀というものです。(笑)
ひたすら詠みなさいと言っているひともいますね。百句作って百句捨てろと・・・
sazae3
2011年04月22日 08:06
そうかぁ~なるほど。
数多く先ずは詠んでみることですか。やってみますっ!平成の蕪村先生とお呼びしたくなりました。もう既に・・・ここで先生を見つけるとは・・・先生も身近な所へ転がっているものですね。
2011年04月22日 08:36
残念ながら、蕪村のぶの字も行っておりませんね。
本に書いてあることを、自分の勉強もかねて、知ったように書いているだけで・・・
平成の伝道師?(^-^)/
「蕪村には 程遠いながらも 一句よみ」
このままでは日常会話も5,7,5になりそう。
2011年04月22日 08:38
あ、そんなことよりも、バドトロワお気張りやす。
ラクルーシでふくらはぎつらないように。
sazae3
2011年04月22日 23:07
あぁのう~・・先生っ!
季語は入っていなくとも良いのでしょうか?
頭の中が5・7・5の状態になりますね(笑)・・・
私は不器用なのでまさにそのようになってしまいます。
パドトロワは動画で見る事が出来ますよ!・・ラクルーシはフランスでは良く使うようですが、日本ではあまり使う先生はいないようですね。バレエ用語も必死で覚えている状態です。
兎に角怪我しないようにとばかり労わりのバレエです。こんなんでコンクール大丈夫かしら?…他人事みたいですが・・かなり真剣ですっ!
2011年04月23日 06:30
(平成の受け売り俳句教室)
どの先生も、まずは有季定型といっておられます。
季語を入れることによって、共通の背景が共有できるので伝えやすいということのようですね。
それと日本人特有の5,7,5のリズムを大切にしなさい、と。
ま、しかし季語というのがくせもので、たとえば「香水」というと夏の季語だとおっしゃるわけですね。昔。ホトトギス派の方々が決めたらしいのですが、冬の電車の中で香水の俳句など作る時はどうするのかと思ってしまうわけですね。
それはそうと、動画ですか、見てみましょう。