おピアノでござる

きょうは、仲道郁代さんが近所の音楽ホールでリサイタルをやるというので、行ってきました。

本当は4月にやる予定だったのだけど、コロナ騒ぎで延期となり、12月に延びたのです。無理かな?と思ってたけど、やりましたね。
4月のチケットがそのまま使えました。

仲道郁代さんというのは、Eテレの「らららクラシック」なんかにもよく出ていますね。ちょっと挙措動作がクラシック的キザなので、あまり好きなピアニストではないのですが、ま、こんな千葉の片田舎まで来てくれるんだからありがたいこってす。

しかもベートーベン生誕250周年の年に、ベートーベン固め、曲目はピアノソナタ9番、16番、24番(テレーゼ)、8番(悲愴)、14番(月光)これだけ演奏すると疲れるだろうなぁと思うのですがね。白い細腕で、最後まで思いきりフォルティッシモ頑張りましたね。
挙措動作と演奏内容はあまり関係ないようです。

この人のクセなんでしょうね。最後がPPで終る(ベートーベンの場合、少ないですが)ときは普通に終わりますが、ffで終るときは思いっきり体を後ろにそらせてカッコつけて終わるので(本人は無意識かもしれませんが・・・)思わず「おばちゃん!背もたれないよ!あぶないよ」と声をかけたくなります。

さすがに、ホールのピアノじゃダメみたいで、朝一番で東京から運び込まれた、ヤマハコンサートグランドピアノCFX。
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8番の悲愴は当初の予定では冒頭に演奏の予定でしたが、なぜか突然の曲順変更で最後の月光の前にお引越し。
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16番なんて初めて聞いたけどなかなかよかったね。4度あがって3度さがる、水前寺清子みたいな進行がね面白い。
24番なんて嬰へ長調だから、#がえーと、えーと、トニイホロヘハ・・・か。6個付くのかなぁ。それらを全部暗譜で弾くんだからそれだけでも偉いね。もう挙措動作なんかどうだっていいや。

悲愴のほうがいいと言う人が多いけど、オイラはやっぱり月光だね。だんだん盛り上がる法華の太鼓みたいなものでね。
最後の三楽章の思いきり叩きつけるようなところも、よくこれだけ叩けるなぁとほとほと感服つかまつりました。この下から駆け上がる所を思いきり叩いておかないと、その後に続くアフタービートの天国のメロディみたいなのが生きてこないんだよなぁ・・・・
流石にプロでした。オイラよりうまい。

ベートーベンの月光で締めくくったあとは、アンコールでドビュッシーの「月の光」ときたもんだ。なかなか洒落てるね。
そういえば、今年はドビュッシーの生誕100周年でもあるんだよね。
激走するベートーベンの後に、湖面に映る青い月の光を彷彿とさせるドビュッシー。出だしがたった2音の和音で静けさがファーと広がる名曲でした。
そのあと、アンコールでもう1曲、トロイメライでお開きとなったのでございます。

コロナのさなか、皆さん席を空けて、ひそひそと、仲道さんも「はやくみなさんが自由に会場に来れる日が待ち遠しいですね」なんていうもんだから、なにか禁酒法時代のバーで隠れてのんでいるような雰囲気でおもしろかった。
このCDの写真はかなりお若いころのお姿とお見掛けいたしました。
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また来てね。

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