アメリカ報告(その4:グランドキャニオン)

さて、セリグマンの町でルート66を見まして、本来は予定通りグランドキャニオン プラザホテルに早めの投宿ということになるはずだったのですが・・・・・・

ガイドが天気予報を調べたら、翌日は雨あるいはみぞれ、はたまた雪かもしれない。そうでなくても雲・キリで下がみえなくなるかもしれないので、グランドキャニオンの半分くらいを今日見てしまいます(この日は比較的雲は少なかったのです)とのお話。
予定では16:30に投宿だったのだけど、別にやることもないし、それもよかろうとマリコバポイント、ヤパバイポイントというところに行きました。

ま、この辺りは無茶苦茶広大無辺な砂岩のかたまりでありましてね。コロラド川がそれを長い年月かけて、長い年月といったって、オイラのように「71年の人生だぜ。ちょっと長く生き過ぎたかな、フっ」なんて、せこいことは言っておりません。

なにしろ、18億年かかって堆積した地層が、6000万年まえの造山運動によって、どっかーんっと標高8000mくらいまで盛り上がって、コロラド川の原型もでき、コロラド川は倦まずたゆまず、600万年かけて「オイラはやっとり万年」といいながら、削り続けてきたらしいのです。
だから部分的には2億年とか、18億年前の地層でんねんというところがあるそうです。

もっともオイラのような、超短期ちら見観光客はその大きな割れ目をあちこちから覗いて、「ヒャー、うへー」なんていうだけなんだけどね。

グランドキャニオンというのは砂岩の岩盤にできた大きな浸食谷ですから、上からのぞくポイントがあちこちにあります。いろいろなビューポイントから覗いて「あへーうへーどひゃ」というのが、ま、一般的なグランドキャニオン観光。お金とお暇があれば、セスナあるいはヘリコプターにのって上から見るという手もありますけどね。

オイラは45年くらい前に、出張でダラスからサンフランシスコに帰ってきたことがあるのですが、その時に突然ヒコーキが高度をさげ、ひゅーんと気持ちが悪くなるくらいの旋回。
「れれれのれ?」と驚いておりましたら、機内放送で「ただいま、下にグランドキャニオンが見えております。これは機長のサービスです」なんて言うじゃあーりませんか。
よく見せてやろうと、右に傾けたり、左に傾けたりするものだから、多分気分が悪くなった人もいたのじゃないかなぁ。
あの頃はアメリカの飛行機も競争が激しく、スチュワーデスにミニスカートはかせて、売り物にしている会社もありましたね。上の荷物台に手を伸ばした時にスカートが上がってちょっと見えるとか。
「Coffee,Tea,or MIlk?」をもじって、「Coffee,Tea,or  Me?」なんてお色気本を出していたスチュワーデスもいたっけ。喜んで買ったけど、英語は不得意なので読むのに苦労しました。

ま、話をもとにもどすと、ヒコーキでみても大して変わりはないと思います。

堪能するためには、やっぱり歩くのが一番でしょうね。谷底に下りていくトレイルもありました。3,4日くらいキャンプしながら歩くといろいろな地層、動植物も見ることができるのでしょうね。
アメリカの作曲家でグローフェという人が「大峡谷」という組曲を作っています。第1曲は「夜明け」から始まり、第3曲「山道を行く」の部分は多分だれでも聞いたことのある曲だと思うのですが・・・・谷間の道をあるいていく楽しい気分を表しているらしいんですがね。
谷底に下りて行っているトレイルを見る限り、結構厳しそうな感じもしますが・・・・・・

これが夕方に、マリコバポイントから、ヤパバイポイントにかけて眺めた景色です。
やっぱりちょっと霞んでいます。白く見えるのは残雪です。
画像

画像

画像

画像

画像

画像

画像

画像

霞んでいるし、この距離からだと、何枚写真を見ても同じだね。いわゆる隔靴掻痒。ヘリコプターかなにかで、谷間の中まで飛べればいいけど・・・・・・

明けて翌朝。案の定、雪が降って途中から、みぞれ、雨と目まぐるしい。
マーサーポイントからみると、やっぱりガスがすごい。
画像

水墨画みたいで、これはこれで風情があるけどね。別に水墨画を見たいわけじゃないから・・・・・
画像

霧の向こうの乳首
画像

画像

画像

少しでもきのう見て置いてよかったね。
ここはあきらめて次のビューポイントに行きます。
こちらはデザートビューというポイント。
インディアンの見張り塔が再現されています。
画像

ここはちょっとましだね。眼下にこの峡谷をつくった元凶というか、功労者というか
コロラド川が見えます。
画像

画像

画像

画像

画像

画像


ま、この天気ではこの程度ですね。角度がこの角度ですから、天気が良くてもそれほど変わらないかもしれませんが・・・・

近くのレストランでナバホ族の料理。
「ナバホスープ」と呼ばれています。薄味の肉じゃがとポトフの合いの子のような味。けっこういけます。
画像

画像

これは、名前は忘れました。
ナンのような円盤状のパンを油で揚げたもの。やたらと油っこい。
画像


レストランの脇を流れていたコロラド川。橋の下に流れているのですが、泥川でちょっと見には未舗装の道路にしか見えません。
画像


さて、あとはひたすら走りまして、モニュメントバレーにあるホテルを目指します。

この記事へのコメント