エジプトレポート(その2:ルクソール西岸)

えー初日はヘトヘトになって、船の中で寝たのでありますが、翌朝、船を下りてバスでナイル川西岸地区を見にいくのであります。


日本も西方浄土なんてぇことを言いますが、ここエジプトでも西の方は死者の国という考えがあるようで、お墓が多いのであります。太陽が沈む方向なので、どうしてもそういうことになるにけるかも・・・・

まずは、「メムノンの巨像」というところ。
もともとはアメンホテプ3世の神殿があり、その入り口をこの巨像が守っていたそうなのですが、肝腎の神殿が壊され、この像だけが残ったそうです。
画像

なんとなく、「スターウォーズ」の帝国軍のあの白い兵士に似ているような気がします。
画像

なーんにもないところに立っているので、余計に大きく感じます。

画像


「うわーでっけぇー」なんて、いつまでも言っていてもしようがないので、10分くらいで、引き揚げます。

さて、お次は・・・・と
ヘトシェプト女王葬祭殿でございますね。
画像

20年前のルクソールテロの舞台がここなんですね。ニュースで見たときのあの大きな階段がいまでも目に残っています。
画像

周囲の崖に開いている穴は貴族の墓だそうな。
画像


画像

神殿の前にはホール神と呼ばれる、ハヤブサの神様が守っています。
画像


このハトシェプト女王(めんどくさいからハトちゃん)はエジプト最初の女王でなかなかのやり手だったようです。
南のソマリアの方まで交易に行ったそうです。その様子を描いた壁画が神殿の中にあります。
画像

説明をする現地ガイドのアフマド(通称アフちゃん)。
下の赤い線は紅海を表しているそうな。ほんまでっかといわれても、アフちゃんがそう言ってんだから仕方がない。紅海の南岸に沿ってブント(いまのソマリア)のほうへいったらしおます。
南の方に行くとヤシの木がありました。なんてことが書いてあるらしい。
画像

エジプト側からは、小麦と金(ゴールド)を持ち込んだらしい。
この赤い小山は小麦の積み込みを表してんだとさ。
画像

物々交換の様子(かな?)
画像

画像

画像

女王生誕の様子や、牛の形をしたハトホル女神の乳をのむ様子のレリーフ。

それにしてもウシの乳首から直接飲むってのはすごいね。ま、コップで飲んでたら何飲んでるのかわかんないけどね。
画像

画像


天井にはお星さまがキーラキラ。
画像

なにしろ初めての女王だったので、精いっぱい頑張った自分の像を建てましたが、男装で自分の顔にひげまではやしています。「ヒゲあんだけんね。なめんじゃねーぞ」ってわけだね。精いっぱい背伸びしてたんだね。
画像


さーて、いよいよ「王家の谷」といわれている場所。

王様がなくなると、墓にいろいろな宝物を入れるのですが、すぐに盗掘されてしまうので、こんな人里離れた谷に墓を作ったのですね。
谷の模型。
画像

この谷全体で63基の王墓があるそうです。

画像


せっかく隠して作ったのに、ほとんど盗掘されて、今はまた世界中から観光客がぞろぞろぞろ。
画像

画像

こんな入り口から入るのですがね。

画像

カメラの持ち込み料が3000円。しかも内部はストロボ禁止とかで、カメラはやめました。
内部の様子はまた別の機会に絵葉書の写真などで説明しましょう。
三途の川を渡る船なんかが書いてあっておもしろいですがね。絵の内容は3か所みた墓もほとんど同じ。

ただ、例のツタンカーメンだけは、完全に埋もれていて、盗掘業者もわからなかったらしい。
子供が水をこぼして、異様に吸い込まれていくので、掘ってみたら、未盗掘の金銀財宝が一杯でてきて、一躍有名になりましたね。
ただその時に発掘に携わった人たちが、病気とか、事故で死んだのでその点でも読み物になりました。もっとも発掘責任者のイギリス人ハワードカーターは天寿を全うしたみたいですけどね。

ツタンカーメンはおそらく世界で一番忙しいミイラで、その財宝とともに、世界中を走り回っていますが、幸いこの時期は墓の中に安置されていました。

2時過ぎに船に戻り、遅い昼食を摂ってから、船はエドフへ向けて出港。ジャジャジャンジャンジャーン

屋上のデッキには小さななんちゃってプールもありますが、さすがに寒くて泳いでいる人はいません。
この日は昼食後は船内で休養。
画像


画像

画像

この記事へのコメント

浜えくせる
2019年02月06日 00:33
私はエジプトを訪問したことはありませんが、2009年夏季、みなとみらいのパシフィコで、「海のエジプト展」を見に行ったことがあります。
アレクサンドリア沿岸に沈んだ都市を発掘して、出てきたものの展示でした。
地震や洪水等で地中海のエジプト沿岸や海底の出土品も半端じゃなかったようです。

貴兄のエジプトレポートを見ていて、「海のエジプト展」の分厚い写真集も見直しています。
古代エジプトの神々、17神の絵も載っていました。
アメン、イシス、オシリスetc。
2019年02月06日 08:51
自然の力に感謝し、畏れていると自然に神様の数は多くなりますよね。日本の八百万もしかり、オリンポスもしかり、エジプトもやたら多いですよね。むしろ一神教の方が特殊なような気がします。映画「十戒」を見ても、エジプトから脱出してきた時は、いろいろな神をまつる人たちがいて、それをモーゼが無理矢理ヤハウェ一本にまとめたような記憶があります。なんか一神教より、多神教が時代遅れのように見られる傾向がありますが、多神教も優れた面があると思いますけどね。