やばいNHK

ひと昔前までは・・・というか、もうふた昔前ということになるのかな。

NHKといえば、いちおう正しい言葉遣いをしているというイメージもっていたけどね。
別に標準語を喋る気もないけど、アクセントなんかはなるほどと、NHKのアナウンサーを参考にしていたけどねえ。


今週の月曜日だったか、4,5日前のNHKのラジオを聞いていたら、「このラジオがやばい!」という投稿を募集しているんだよね。
正確には「このラジオ番組がやばい」だったか忘れたけど・・・・・・とにかく、このテーマでおもしろい番組を紹介してくださいということでした。

ヤバイという言葉をNHKが肯定的な意味に使っていたから、「あぁ、NHKよ、お前もか」と情けなくなっちゃったね。

そういうオイラだって学生の頃、ま、今から50年くらい前だけどね、機動隊に追っかけられた時は「やばい!」なんて逃げていたけどね。
ノンポリのオイラだったけど、同じ下宿の年上の人で革マルの闘士がいましてね。毎晩、血だらけになって帰ってくるわけですよ。
「風船屋さんもデモに来てみるかい?」なんてたまに誘われて、「ほんじゃ運動不足だし、行ってみますか」なんて、八坂神社の前で、ジグザグデモなんてやってたわけですよ。

機動隊の姿がみえると、「やばい!逃げろ」なんて一目散に逃げていたけどね。ゲバ棒なんてもっていないから、逃げ足は速かったね。今、考えてみると、特高じゃなかった、公安ってのはオイラみたいなシロートは相手にしてないから、そんなに必死に逃げる必要もなかったと思うけんどね。捕まれば多少脅かしの説諭くらいはあるだろうけど。
ともかく、そのころは「これはまずい」という意味でヤバいと言っていたのですがね。それが今や、「まずい」どころか、「おいしい」とか、「すばらしい」とか肯定的な意味で使っているんだから、言葉の変遷なんて恐ろしいね。

「そんな話は、ちょっと、ゾッとしないね」という使いかたも似たような用法になりますかね。

ま、しかし一部の若者言葉として浸透していた肯定やばいがついにNHKも遣いだしたというわけで、おにょにょきました。

「やばい」という言葉そのものは、江戸時代の「東海道中膝栗毛」にも出ていると、内館牧子さんかなにかの本で読んだ記憶があるけどね。明治・大正の頃のヤクザが使いだしたのかと思ってたけど・・・・

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その本に紹介してあったエピソードで、東京山の手あるいはシロガネーゼの上品奥様がインタビューかなんかで「やばい」という言葉そのものがヤバイ言葉と思っていなかったのだろうか、
「それはちょっとまずぅございます」というような意味で「それはちょっとヤバイです」というのはさすがに品がないと思ったか、「それはちょっとやぼうございます」なんていっちゃったらしいのよね。

読んでいて思わず笑っちゃったね。とっさに、形容詞変化させたのはすごいね。おみごと!

この記事へのコメント

sazae3
2019年02月25日 22:44
思わず笑ってしまいました。
最近は笑っていないので、ありがとうございます。
やぼうございます。アハハ ゲラゲラゲラ
はたやん
2019年02月26日 09:04
『やばい』については自分も然りであって!!
更なる拘りとしては、『啓蒙』vs『啓発』の遣い分けであって、NHKはしっかりしてきていますが、民放は未だ『日光手前:イマイチ』であって!!
また『遺憾に思う』の遣い方に個人的に拘りがあって、『残念』と『申し訳ありません』に遣い分けるべきであるかと!!
更に言えば『・・・を、得ない』であって、アナウンサーでさえ『・・・、を得ない』と発音していることであって、『を』のまえで言葉を区切って『を得ない』を連続させて喋っている基本的なスキルの欠如に非常な違和感を覚えている自分がいます!!
2019年02月26日 16:59
最近はあまり笑っておられませんか。「それはやぼうございます」 「お笑い療法士」という民間の資格もできているようで、毎日、無理にでも笑って病退散と行きたいものです。
2019年02月26日 17:03
遺憾に思うというのは上から目線の言葉ですね。
「を得ない」の間隔についてはあまり気になったことはありませんが・・・・文法上は微妙に間をとるのがいいのでしょうね。