エジプトレポート(その1:ルクソール周辺)

・・・・というようなことでして、昨日の夜、エジプトから成田に帰ってきたのでござりまする。


19:25に着く予定が、カイロを飛び立つ時点ですでに40分遅れ。道中も偏西風に乗りながらもリカバーすることなく、茨城県上空で、くるりくるりと大きな旋回。千回はやらないで2回なんですが、それだけで30分くらいの遅れ。着陸してからも、JALの脱輪事故の影響か、ターミナルに行くのもダラダラとして、結局ドアが空いたのは8時前。
ええかげんにせーよ。
エジプト航空というのは往路も小一時間遅れ、カイロでの乗り継ぎ便を1時間待たせて、国内便も同じエジプト航空だったから待ってくれたんだろうけど、他の乗客は大迷惑でしたね。

・・・・てなわけで、カイロまで14時間、カイロから国内線で1時間で、ルクソールという町にいきなり飛んだのであります。

ルクソールという町はもう20年近くになりますか、大虐殺のテロが起きたところですね。
たしか、60数人殺されて、80数人が負傷。日本人も10人くらいなくなったんじゃないでしょうか。
そこで、なんとか神殿、かんとか神殿を見て回って、それから船でナイル川を遡り、エドフで停泊周辺観光、コムオンボ停船、アスワン停泊(2泊)してから、アスワン空港からカイロに戻り、ピラミッドだとか、スフィンクスだとか、見て回って、カイロのホテルに1泊して、市内観光、夜の飛行機で帰ってくるという、一見、きつい日程のようで、ありますが、船に4泊するので、荷物はそのままでいいし、オプショナルツアーはほとんど無視しましたので、わりと楽な行程でした。

まずはルクソールのナイル川東岸の観光。
最初はカルナック神殿です。
入り口の参道にはスフィンクスがやたら並んでます。神様を守るためとかで、日本の狛犬のようなものですね。
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あのクフ王の大ピラミッドの前の鼻の欠けた(ナポレオンが砲撃したためという噂も)スフィンクスが有名ですが、いたるところに大小取り混ぜて一杯あります。顔もライオンとか、人間とかいろいろですが、ここのはちょっと珍しい羊の顔です。
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この写真は何のために貼ったかというと、うしろのおばさんを一緒に撮ると、オイラもちょっとは細く見えるかなぁ・・なんてね。
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アムン神をまつってある神殿で、歴代の王が神殿・神像・オベリスクなどを寄進したためやたらと大きくなってしまい、周囲が5Kmもあるそうです。アムン神はもともとテーベ(ルクソール)の守り神だったのですが、テーベが首都となったので、太陽と結合して、国家最高神となりましたとさ。
エジプトはいろいろな神様を崇拝していましたが、中でも太陽が最高の地位を占めています。

その影響で昆虫のフンコロガシをも崇め奉っているのであります。なぜフンコロガシか?
フンコロガシが転がしている糞が真ん丸でまるで太陽を支えているように見えるからなんだって。へー

この神殿の中にもフンコロガシの神像が・・・・

エジプトではフンコロガシでもうんこ虫でもなく、スカラベと呼んでいます。
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この虫の周りを7回まわると、お金持ちになれるそうな。当然7回まわって、息がきれている風船屋。
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神殿を建てるためにナイル川の土砂を積み上げ、工事のあとに土砂は片付けたらしいのですが、部分的に片付け残したところも・・・・・
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これはオベリスク
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倒れたオベリスクの頭部。ピラミッドといい、オベリスクといい、エジプト人は四角錐が好きだね。
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対イスラエル戦争に備えて、この中に核弾頭を仕込んであるとか・・・(ウソです)

この神殿の一番有名なところはこの大列柱室ですね。やたらと柱のある部屋。部屋としての意味をなしていない。試しにみんなで手をつないだら10人で囲めました。両手広げて1.5mとしたら、円周15mということか。
これが134本立っている部屋。
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とにかく、エジプトの遺跡のびっくりするのは、平気で5000年くらい前のレリーフが惜しげもなく、そこら中にあるということです。

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これはなに神、あれはなんとか神とかガイドが教えてくれるのですが、まったく忘れました。すみません。

「頭の上にニッポンの羽根の冠あるね」とガイドのアフちゃんが説明してくれるのですが、「え?日本の冠?」と首を傾げていたら、「二本の冠」ということなんだね。確かに1本は「イッポン」、2本は「ニホン」、3本は「さんぼん」と日本語はむつかしい。
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いわゆるヒエログラフ、神聖文字もやたらとあちこちにあります。
右から読む場合と、左から読む場合があって、この場合はカモもミツバチも左を向いているので、左から読むということらしいです。右から読んでも山本山、左から読んでも山本山とはいかないようで・・・
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王様の名前を書くときは上のように四角で囲んで書くそうです。

さてさてお次はルクソール神殿です。
オベリスクが1本だけたっていますが、本来は2本立っていたそうです。フランスに1本あげちゃったんだって。
「よっ太っ腹!」 台座だけ右側に残っています。フランスのコンコルド広場に立っているのが、この片割れだそうな。
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フランスも喜んで「ありがとうさん、いもむしかあさん」とお返しに巨大時計を送ったらしいのですが、あまりに大きすぎて、地下貯蔵庫に入れたものの、最初から一度も動いたことがなく、フランスの技術屋もきたそうですが、結局、一度も動いていないとのこと。迷惑な贈り物というのはあるものですね。

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この母なるナイル川の神、ハピ神はよく出てきます。つねに2人で向かい合ってロープのようなものを引っ張ってす。
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その隣にある、謎の10頭身美人。
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ローマ時代の初期には、ローマ帝国から迫害を受けたキリスト教徒がこういった神殿に隠れ住んだとかで、煮たきをしたせいで、天井がススで真っ黒になっていたり、この壁(左上)のように、エジプトの神様の上に漆喰を塗ってキリストの絵をかいたりした跡があります。本当にとんでもない連中です。
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いろいろな絵がありまして、もう何がなんだか・・・・
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もうなんだか初日にして、疲れ果ててルクソール神殿を後にしたのでごぜえます。

なにしろ、14時間でカイロに着いたのが、午前4時、ヒコーキを乗り換えてルクソールに着いたのが、朝の7時。
それからずっと観光したのでございますのでね。

午後2時に、船にチェックインして、遅めの昼食。あーやれやれ。

クルーズといったって、こんなちっぽけな船なんですけどね。
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部屋は割と広くて・・・・こんな感じです。
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部屋掃除のスタッフがおちゃめな人が多く、バスタオルでワニの格好を作ったり・・・・ティシュペーパーの箱を咥えています。
部屋によっては天井からバスタオルで作ったゴリラがぶら下がっていたとか・・・
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青いおめめは、ペットボトルのキャップでした。
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船の入り口はこんなマシンガンを持ったお兄ちゃんがガード。
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バスには銃をもった警官が同乗というわけで、安心していいのやら、心配せんといかんのやら・・・・

ま、ともかく、明日はルクソールの西岸を見て回ることになっております。

ふぁーあー疲れた。

この記事へのコメント

浜えくせる
2019年02月04日 17:58
無事の帰還、コングラチュレーション!
早速のエジプトレポートと数多の写真を眺めました。
私はアフリカに行ったことがなく、エジプト情報はいずれも私には新鮮です。

2019年02月05日 09:16
はは・・有難うございます。この2年ほど景気が良くなったせいか、航空会社もビジネスクラスの安売りをしなくなって、エコノミーで14時間というと老いの身にはさすがに堪えますね。エジプトはあまりにも観光っぽいので、私も初めていきましたが、わりと面白かったです。とにかく造り物がでかいということ、4000年前のものが目の前に飽きるほどあるというのがエジプトの凄さですね。それとナイル川の水もなんとなく黄色っぽいイメージをもっていましたが、意外ときれいな水でした。最下流のカイロから地中海までの大三角州のほうは見ておりませんが・・・