少年ケニヤ

年末の大掃除も終わりましてね。ちょっと気分的に暇になったもので、きょうは本でも読んでみようかな・・・・


・・・・と借りておいた本を読んだのであります。

別に、年末の大掃除をしていて、山川そうじを思い出したわけではないのだけどね。・・・ちょっとあるかな。

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山川惣治なんて作者を憶えている人は少なくなっているんだろうなぁ。
オイラの世代は「少年ケニヤ」でちょっと上の世代は「少年王者」で、手に汗を握り、血沸き肉躍る思いをしたんじゃないでしょうか。


この歳になって、去年、今年と2度もケニヤ・タンザニアに行ったのはどうもこの山川惣治の影響が大きいのではないかと思っております。

山川惣治さんは、子供の頃から絵が上手だったようで、福島県郡山のお菓子屋さんの子として生まれ、本所の製版屋に奉公したということです。
その後、製版屋を退社、紙芝居の絵をかいて、「少年王者」で大当りしたらしいです。なにしろ、あの「黄金バット」を人気で抜いたというのですからすごい。

戦後、この話を物語にして、小学館が出版したところ、またまた大当り。

続いて、産経新聞が「少年ケニヤ」を連載したら、これまた大当りとなったそうです。
オイラが、読んだのはこの「少年ケニヤ」の単行本だったのでしょう。

晩年は、千葉県の、ここ佐倉市で余生を送られ、平成4年にユーカリが丘の自宅で亡くなられました。享年84歳の大往生です。

少年王者は子供の時に密林で親とはぐれ、ゴリラに育てられた子供。
少年ケニヤはこれもケニヤの密林で父と生き別れたワタルの物語。
どちらも似たような設定ですね。

ターザンのジェーンと同じで、横には必ず女の子。
少年王者・牧村真吾には日本人の女の子・すい子ちゃん。
真吾の従妹で行方不明になった牧村一家の捜索隊についてきた子です。
子供ながらちょっと色っぽい。
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これは魔人ウーラにあやつられて豹に襲われている少年王者
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こちらはモンスターツリーに絡まれて「あーれー!お代官様」状態になっている、すい子ちゃん。
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もちろん、少年王者が助け出します。
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王者がすい子を抱きかかえる場面も出てきて、朝日新聞がコラムで「子供の物語を汚した」と大人げない論評をしたそうです。ま、時代が時代だからね。しようがないとも言えるけど、ま、朝日の体質とも言えるかな。
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えーと、こちらは少年ケニヤ。
一緒に泳いでいるというか、おぼれているのはイギリス人の少女ケイト。
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うしろの大蛇は少年ケニヤの守り神「ダーナ」
右側の爺さんはケニヤの相談相手ゼガ
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子供の頃を懐かしく思い出しました。

山川惣治の後に、小松崎茂なんて絵物語の有名作者が出てきたり、間接的に白土三平とか、横尾忠則なんかにも影響を与え、手塚治虫が現在の漫画の開拓者だとすれば、山川惣治は劇画の創始者と言ってもいいかもしれません。

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