長崎さるく

ぶらぶら歩くということを、長崎ではさるくというのですね。散歩と歩くの合成語かな?

島原を出発して、2時間。道もわからず「なんとか広域農道」という、やたら長い農道をナビ悦子の言う通りに走りまして、長崎にトウチャコ。

佐世保のホテルをキャンセルして、新たに予約したホテルをなんとか見つけ出しました。
やたらと安いホテルで、ツインで7000円/2人という「ほんまでっか?」というホテル。しかも朝食付き(この朝食が予想以上にまともでびっくり)。
繁華街に近い方がさるくのにいいなと、思っておりましたが、近いどころかど真ん中。思わず笑ってしまいました。

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マリーンワールドホテルというんですけどね。部屋も広いし、まったく問題ないのですけどね。
この写真に写っている大きな部分は5Fのロビーから上の客室部分。
玄関は思案橋交差点を入って・・・・こんな通りをはいって・・・・・
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わーこんなとこ車ではいって行っていいのかなぁ・・・なんていいながら行きますと、飲み屋街の端っこにこのホテルの玄関が出現。そこからエレベーターで5階のフロントまで行きます。
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なにしろ昔の丸山花街の近くですから、歓楽街に囲まれています。ホテルの入り口の両サイドがスナック。
昼間からカラオケをやっている人がいて、外まで聞こえています。歌い放題800円。
中華街まで歩いて5分。とにかくおもしろい。

翌朝、まずは市電に乗りまして、大浦天主堂と隣のグラバー公園へ。
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大浦天主堂は「国宝」と書いてありますけどもね。
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ま、表からみたら、こじんまりとして可愛い教会ですが、600円払って入ってもたいしたステンドグラスでもないし、やっぱり本家本元の欧州の教会に比べたら見劣りがします。それに欧米の教会は写真撮影はほとんどOKだけど、ここは撮影禁止。美術館にしろ、日本はどうして撮影禁止が多いのだろうね。撮影するとすり減ると思っているのかな。信仰上、大事なところだというのなら、入場させるな、金とるなといいたいけどね。
撮影するようなものもありませんので、別に撮らなくてもいいのだけど、撮るなと言われるとちょっと拗ねてみたくなる。

となりのグラバー園へ・・・・
高校の修学旅行できたときは、グラバー邸だけだったと思うけど、いまはやたらといろいろな建築物を移設して、グラバー園として、ここでも600円徴収。
三菱の迎賓館
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地方裁判所長官の官舎
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「へー」「ふーん」「ほー」と通り過ぎます。
さすがにグラバー邸はちょっと大きいね。
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なにしろ、アメリカの南北戦争が終了して、使い物にならなくなったミニエー銃を長州に売ったんだからね。
今の金に換算することが意味あるかどうかわからないけど、50億円前後ということらしいけど。

眺めもいいです。
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豪華客船ゴールデンプリンセスが停泊中。
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大きな鯉がいて、こいつがなかなかおもしろい。写真撮ってもいいし・・(まだ拗ねてる)
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プッチーニの像
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「蝶々夫人」が当たり役の三浦環の像
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これがグラバーの肖像画
三菱の岩崎家と共同でキリンビールを作ったけど、あの麒麟の顔がなんとも変な顔だなぁと以前から思っていたのですが、このグラバーに似せたというお話。
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いったん、ホテルの駐車場にもどり、レンタカーで、平和公園へ・・・・
長崎は路面電車が多いのでなれていないと、ちと怖い。
右折しようと曲がってタイミングを見て居たら、向こうから電車が来るみたいなことが多いし(軌道内待機禁止なんて書いてありますけどね)、走っている真横を電車ががーっと走るので、気になります。

公園の噴水。手前の石碑には「死んだ人がたくさん浮かんでいました。水面には油がいっぱい浮かんでいました。ノドが乾いていたので飲みました」というような意味のこどもの作文が書いてあります。
スピーカーからは
♪故郷の街焼かれ、身寄りの骨埋めし赤土に、今は白い花さく・・・・・
なんて歌を流すものだから、涙がにじんできます。やめてくれよもう・・・・
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北村西望の平和祈念像
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こちらは隣にある、爆心地記念公園
この真上で爆発したらしい。
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きょうは、なんだか外人が多い。
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焼野原・・・・
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お次は原爆記念館。あまり見たくないのだけど、ま、日本人として見ておかないとね。
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1945年8月9日・・・・・11時2分でとまった時計
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ま、中の展示物はね、写真を撮る気もしないね。
ケロイドでズルズルに向けた子供の背中とかね、焼けた家族の死体のそばで呆然とたたずむ女性とかね、死んだ子供を背負っている小学生のお兄ちゃんとかね・・・・
さすがのオイラも冗談も言えないね。
「お母さんが赤く燃えていました。お姉ちゃんも燃えました・・・」なんて子供の作文とかね。
妹が家の下敷きになっていて、火事の火が迫ってきて、助けようとしても助けられなかった。そこにお母さんがきて柱を背中で押しのけて、妹を助け出したけど被ばくしていたお母さんの背中の皮がずるっと向けてしまい、その夜、お母さんはなくなりました。
なんて子供の作文が並んでいて、歳をとって、涙腺が緩んでいるGGはついに涙を止めることができませんでした。
広島の原爆ドームも、展示物があまりに残酷すぎるので、子供に見せたくないという声もあったようですが、ま、見せるべきだと思うけどなあ。

これは現在の核兵器保有状況
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いつも思うのだけれども、原爆だけが特別残酷というわけではなくて、ひとりひとりの人生を考えると、ナパーム弾だって、枯葉剤だって残酷なんだよな。

めずらしくしんみりとして出てまいりました。

しかし、立ち直りの速いGGのこと、「さ、昼飯やー!」
路面電車をかいくぐり、出島ワーフへ向かいます。
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ま、サンフランシスコのフィッシャーマンズワーフあたりを真似たんだろうね、オサレなカフェが並んでおります。
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そのうちの一軒にはいりまして・・・・
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長崎名物トルコライスを注文・・・・・
しかし、なんだね、日本人のトルコのイメージってのはなんだろうね。トルコ風呂にしろ、このトルコライスにしろ。
トルコ人がみたらびっくりするだろうね。
ヒレカツ、ナポリタン、フライ、ドライカレー、店によって組み合わせが違うようですが。
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「おーサウサリートで飯食ってるみたいやなぁ」と思って、はっと気が付くと、知らぬ間に、エビがこんなに小さくなってました。どうしたんやお前
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食後にカプチーノを頼むと、「何にされますか」「せやから、カプチーノて言うてるやろ」
「いえ、竜馬か、弥太郎か、シーボルトか、グラバーか」
なんでもええわ、ほんじゃ竜馬。
こんなのが出てきました。
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型紙で作ってんだろうけど、なかなかうまくできてます。ちょっとかき回すのがもったいないね。

あとは歩いて長崎出島を見に行きます。
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教科書なんかで見た出島は扇形をしていますが、そのカーブがこんな感じです。
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カピタン(商館長)の部屋はさすがに大きい
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しかし、こんな小さな島から「出るんじゃねえど」と言われるとつらいだろうね。


翌朝、散歩がてら思案橋から思案もしないで、眼鏡橋見物。
修学旅行の時に、これをみて「わぁ、しょうもな」と思った記憶がありますが、歳をとってみるとなかなかの味わいがあります。
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中国から来た僧がつくったらしい。
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世をはかなんで飛び降りようとするおっさん。
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眼鏡橋を見てから、長崎飛行場に行き、レンタカーを返して、12:20の飛行機で帰ってまいりました。
4泊5日の長崎の旅

この記事へのコメント

浜えくせる
2017年06月17日 03:19
4泊5日の長崎旅行レポート、興味深く、楽しく拝見しました。1995年ごろ、ブラジル人エンジニア夫妻と長崎を訪問したことを思い出しました。
グラバー邸はすでにグラバー園になっており、立派な錦鯉がいる池も思い出しました。
貴兄の思案橋界隈のレポートを今回読んで、また長崎に行ってみたくなります。
長崎を歌った歌謡曲も多いですね。クールファイブとか、瀬川瑛子とか、青江三奈の歌など。
2017年06月17日 19:37
あの錦鯉の池は20年以上も前からあるのですか。なかなか大きいのもいました。
なぜか長崎を舞台にした歌は昔から多いですね。フランチェスカの鐘とか、ああ長崎の鐘がなるなんてのもあったような気がしますが・・・♪こよなく晴れた青空に・・・で始まる歌もありましたね。