島原大変

佐世保のホテルを引き払い(いいホテルでしたが不便)、島原へと走ります。

なにしろ農業土木出身なもので、ダム、川、水門などを見ると無性に興奮いたします。
佐世保から、島原に行くのに、諫早を通ることになりそうなので、なんとか、家政婦をだまして寄り道し、諫早水門を見たいものだと思っておりましたら、寄り道どころか、ナビ悦子の道案内がこの水門堤防を通るじゃありませんか。
はははーラッキー。いい子じゃないか「ナビ悦子」

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オイラのご学友は50年くらい前に、大村湾のどこかを締めきって淡水湖化のシュミレーションなどと物騒なことを研究しておりましたが、世の中が自然保護の潮流となり、計画は立ち消えとなったようです。よかったよかった。
この諫早湾の水門も、釣り人としては大反対なんだけども、一方、こんな水門を作るということにもちょっと感動しまして、ま、複雑な心境なのでございます。いやー見ることができていかったいかった。

島原に何をしに来たか。それはもちのろん、平成新山を見に来たのでごぜえます。
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左側がもとの普賢岳。それがマグマ大使が出てきて溶岩ドームを形成し、右の眉山よりも高くなったので、ありますね。
その高くなったところを平成新山と呼んでおります。
右の眉山なんてのも、今でこそおとなしそうな顔をしておりますが、昔は随分とやんちゃをしたようで・・・・
1792年に大噴火をして、死者行方不明15000名の大噴火をしました。それが溶岩が海に流れ出て、対岸の熊本県が大津波となり、「島原大変、肥後迷惑」という言葉になって残っております。
以前に白石一郎の「島原大変」という小説に書いてあったような気がします。

道の駅「みずなし本陣」についたときはすでに昼時。
「さぁ、昼にすんべえ」
と道の駅で食事。

まずは地元名物「具雑煮」、天草四郎時貞が籠城にあたって、作ったように言われておりますが、ま、うそでしょう。キリシタンとはいえ、農民一揆みたいなものだから、こんないいものが食べられるはずがありません。
丸もち、白菜、ゴボウなどの野菜たっぷりの雑煮です。
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いや、正直これはうまかった。かつお出汁かなぁ・・・名物にうまいものなしと、昔は言っていたけどね。最近は情報が飛び交うのでそうでもなくなったね。

食べながらあらためてメニューをみていたら・・・・
「ん?なんだこれ?ろくべえ?」すみませーん、このろくべえってのをください。

出てきたのがこれ、
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店の人に聞くと、さつまいもを練ってうどん状にしたものだとか・・・

うっかり八兵衛は粗忽ものですけど、ここの六兵衛さんは、島原大変で火山灰で畑が全滅した時に、サツマイモを導入したしっかりもの。そこから出てきた食べ物だとか。
まずくはないけど、ちょっと甘みがある麺ですね。

この道の駅には、普賢岳噴火のときに溶岩、土石流で埋まった家がそのまま保存されています。
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いやーひどいもんだねえ。
津波もいやだけど、この土石流ってのもあまり好きになれないね。
他人事みたいに思っていたけど、ほんとに日本というのは自然災害の多い国だねえ。

えーと、お次は島原城へと向かいます。
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一目見て、なんだか変なお城だなぁと思っておりましたら、破風がないのですね。のっぺらぼうのお城。
この城は、天草四郎の一揆に責められて幕府側が立てこもったところ。この後、一揆は原城に押し込められて一揆が終了となります。
中に入りますと、例によっていろいろ展示物があるのはどこも一緒。
キリシタン関係が多いですが、こちらは幕府側の城ですから、どこかからもってきたのでしょう。
これは観音様に見えますが、子供を抱いているので、マリア観音というわけです。
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一般的な模様にみせかけた、十字架、「花十字」
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その他いろいろありましたが、見逃してはいけないのは城の裏側にある、北村西望記念館。
案内のおばさんに「絶対見て帰ってください」と言われまして、しぶしぶ見学。
見てみると、なかなかダイナミックな彫像が多く展示されていて「うー来てよかった」
天草四郎像
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織田信長像
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「喝!」反省しろ!と書いてあります。
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はい!反省いたしますです。

館内にはいって、この獅子にはちょっと感動いたしました。
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ロダンの彫刻なんてのは、あまりいいとも思えないんだけどね。
これはいいね、動きがあって。

早稲田の運動部の選手をモデルにした「健康美」という作品
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北村西望さんは長崎の原爆平和祈念像の作者でもあり、試作品なども展示されています。
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本当はもっと大きなのを作りたかったらしく、「あと1000万円あったらなぁ」と後々まで言っておられたそうです。
1000万くらいなら、オイラにちょっと相談してくれりゃよかったのに。

これは「婦人解放の歌」という作品
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「うーむ、いわゆる騎乗位というやつか」
ばちっ「いててて、え?違うの」

さて馬鹿なことを言っていないで、お城を出まして・・・・
武家屋敷
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道路の中央に水路、住宅地の中を流れている水路にしては、ものすごく水がきれいです。よほど気をつかって保たれているのでしょう。
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鳥田邸におじゃまします。7石二人扶持の侍にしてはなかなかのお屋敷。
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お風呂場をちょっと覗いたりして・・・
洗い場が高くて、女性はちょっと大変じゃろね。鉄製の長州風呂でした。
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「ムコどの、もう少し励んでいただいて、扶持をあげてもらいませんとな・・」
「はは、努力はしておるのですが、何分このご時世で・・・・」
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さて、武家屋敷とは反対側の市役所の近くの商店街。
その中のカフェ「水屋敷」です。
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ここの店主がよほどの猫好きと見えて、1階も2階もネコだらけ・・・
猫好きなひとなら「みゃーみゃー」喜びそうな店です。
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オイラは猫にはぜんぜん興味ないけどね。
でもこの猫はちょっといいね。優勝盾を持っているところがいい。昭和60年ものかな?
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ここで何を食べたかといいますと、「寒ざらし」ですね。
こちらの人は白玉団子に蜜をかけたものをなぜか寒ざらしと呼んで好んで食べているようです。

恥さらしが寒ざらしを食べるの図。
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あんこ版もありますが、どうやらこの辺では異端、異教徒。
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さて、食べるものも食べたし・・・・長崎まで2時間くらいかかりますので、夏の夕日はつるべ落としと言いますし(言わないか・・・)そろそろ出発しますか・・・・

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