東海自転車旅行(その4 御前崎ー清水)

前夜の予報では降雨確率50%と言われていたので、おっかなびっくり起きたのだけどね。ま、たしかに雲は多いけどなんとかもってくれるかな。

昨日に続いて国道150号をまっしぐら、御前崎へと向かいます。
御前崎でホテルがとれたらよかったけど、ちょっと手前の古池田という町で泊まったものですから、朝一番で御前崎をクリアしないといけません。なんだか、追試を受けているような気分です。

しかも、キルビメーターを持ってこなかったものですから、指で「えーと、5Kmはこんなものかな」と適当に測るものですから・・・・指がだんだん広がっていくのですね。思ってたより時間がかかりました。

浜岡原発の前を通りまして・・・・
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海岸道路にはいります。
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今日は穏やかな海だけどね。東海大地震なんてことになったら、この海岸も大津波になって、浜岡原発炉心溶融ってなことにもなりにけるかも。

ひとり旅ですからね。話し相手もいないし・・・
「御前崎・・・おまえ先いけ」「いやいやあんたこそどうぞ」なんて独り言いいながら走ります。

ようやく御前崎にとうちゃこ。
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この御前崎ってのは、島田宿などの旧東海道の本筋からいうと、なんだかずいぶん無駄に出っ張っていて、遠回りになります。
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「静岡最南端岬」なんて表示のところで、写真を撮っていると後ろから声をかけてきたおじさん。
「ジオスですか。私も家ではジオスに乗っているんですよ。きょうは違う自転車ですけどね」

女性に声をかけられるとすぐ振り向くんだけどね。それでもいやいや振り向くと・・・・・
あれ?あれっ!れれれのれ。
「ひょっとして、鳥取の白兎海岸でお会いしませんでしたか?」
向こうも、「あーそういえば、一緒に昼飯を食べましたね」

いやーどうもどうも。
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しかし、こんなことってあるんだね。2014年の5月だったかな。おいらが山陰を走って下関を目指していた時に、因幡の白兎伝説の海岸の道の駅でお会いしたひとでした。
当時の写真。
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向こうは前後にテントも含めた40Kgほどの荷物を背負い、ゆっくりゆっくり。特にこの時は腰を痛めたとかで、テントで2,3日寝ていたとのこと。こちらはできる限りの軽装で、とにかく今日中に鳥取のホテルにはいりたいと、1時間ばかり食事をしながらお話をして、先を急ぎました。

その時、FKさんが「なんだかアンタとはもう一度会うことになるような気がするなぁ」と言った言葉が耳にずっと残っておりましたが、まさかこんなところで会うとは。すごい霊感、すごい奇遇。

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もうテントを担いでの自転車はきつくなってきたとのことで、最近は車で泊まりながら、このドッペルゲンガーの折り畳み自転車であちこち走っているとのこと。
オイラより2つ上で、今年で72歳とのことだから、ま、あの装備はきつかろうね。オイラは最初からいやだものね。

いまはあちこちのダムを訪ね歩いてダムカード(こんなものがあるとは初めて聞きました。行くともらえるらしい)の収拾にはまっているらしい。へー、おもしろい遊びもあるものだ。

30分ほど立ち話をして、お互いに今日の予定もあるので、「ほんじゃ、また」とわかれます。

君子の交わりは淡きをもってよしとする・・・・・・・・なーんちゃって。

ともかく頼りの国道150号を北上します。
ときどき、トラックに幅寄せされて、「えーん、こわいよう」なんて泣きながら走ります。
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こういうきっちりとした路肩のある場合はいいのですけどね。
困るのは中途半端な歩道のある場合。車からみれば「ほれほれ、歩道を走れよ。じゃまだよ」となるのですが、実際に歩道にはいると、ガタガタでとても走れたものじゃないという場合が多いのですね。

大井川を遡って、きょうは「蓬莱橋」と見学しようとしています。

堤防の上を走ればいいんだろと軽く考えていましたが、とんでもはっぷん、あるいて10分。

堤防道路が途中でなくなっています。

作業中のおじさんに聞くと「蓬莱橋?うーん、あっちの方だよ」と指さしてくれたのは川の方向と全然違う方向」
内心、しまった、ぼけおじさんに聞いてしまったかと思いましたが、「自転車なんだから、山のほうから下りてもおもしろいかもね」なんて言い出しまして・・・・・
意味がわからずに、とりあえず指さす彼方を目指します。
川からいったん町の中にはいり、3人目にしてようやく状況がわかりました。

川が大きく蛇行しているために、全然方角違いのほうに曲がっていたというわけですね。
まずは、坂道を登って、牧之原台地の茶畑にでます。
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ところどころで、お茶を蒸すいい匂いがしてきます。♪旅行けばー駿河の国は茶の香り

茶畑の中を3人目の人に教えられたとおりに走っていきますと、不安になったころにようやく「蓬莱橋」の案内板。

ががががっと、森の中の坂道を一気に下ります。
あー最初のおじさんが「山からくだっても面白いかもね」といったのはこのことだったのか。ボケ呼ばわりしてごめんね。
とにかく、右岸要するに河口に向かって右側からアプローチするのはものすごく道がわかりにくい。
左岸はわかりやすいですが、左岸から来た人はそれでもわかりにくかったと言ってましたけどね。

オイラの場合は西から東へわたって清水にはいりたかったので、知らないで分かりにくい方からアプローチしましたが、関係のない人は左岸から行ったほうがよさそうですし、車だと右岸の森の小道は通れません。

これがかの有名な「蓬莱橋」です。
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なにしろ、全長897m、世界で最長の木造橋です。
CMソングもあります。
♪難波のほーらい、豚まんのほーらい、広東料理のほーらい
これは違ったかな?これは難波の551という豚まん屋のコマーシャルだね。
この551の豚まんは新大阪でも売っていますが、新幹線に乗ると、周りに匂いが立ち込めるというしろもの。
だからと言って、冷凍ものを買って帰るとまずい。ひたすら社内の白い目に耐えながら3時間がまんしましょう。
もっとも車中で食べてしまうという手もありますね。

ま、豚まんはともかく・・・・
番人のおじさんに「自転車に乗ってもいいの?」と聞くと「ああいいよ」ということでしたので、
自転車に乗って・・・・・これがガタガタゴトゴトとけっこうスリルがあります。「正平ちゃーん、こわいよう」
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これは渡り切った反対側から見たところ。こっちの方が正式な入り口なんだけどね。

箱根八里は豚でも越すが、越すに越されぬ大井川と言われますが、メタボ爺いも大井川を越しました。
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さて見るものは見たし・・・大井川を下っていきますと・・・・新幹線の大井川鉄橋。
右から左からびゅんびゅん新幹線が走ってきます。この鉄橋の下をくぐって、焼津・静岡を目指します。
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焼津のマンホールはマグロでござる。
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焼津から静岡にぬける大崩海岸の上り坂はきつかったなぁ。
午前中ならともかく、蓬莱探しで余分なエネルギーつかったものだから・・・・
こういう時は、「こころ旅」の火野正平がうらやましいね。うしろからスタッフが「そこ左でーす」なんて声かけてくれるしね。バスに自転車持ち込んでも文句を言われないし。

静岡を過ぎて、しばらくしますと久能山の東照宮。
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登ろっかな、登るのやめよっかな。
高さは思っていたほど、高くないようです。
立石寺で900段ちょっとだからね。金毘羅さんよりも低そうだけどなぁ。
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でもなんか登る気がしないなぁ。
関西人はあまり家康君は好きじゃないのだよね。
大体、天下を統一しておいて、東だけ照らすという了見が気にくわないね。せこい。
というわけで、したから一応ご挨拶だけしまして、先へと進みます。

このへんは気持ちのいい道路が続きます。イチゴロードとか名前がついています。
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そういえば、小学生のころ「久能山の石垣いちご」なんて習ったなぁ。
これが石垣いちごです。いまでは石垣だけでなく、ビニールハウスでおおわれているようですが・・・
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学校で習ってから、60年目にして初めて実物をみました。
ちょっと中を透かしてみますと・・・
コンクリートブロックのようなもので、組んであります。
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清水の手前を右にいくと、羽衣伝説で有名な三保の松原がありますが、むかし社員旅行でいってがっかりした記憶がありますので、パス。

18時にようやく、ホテルにとうちゃこ。
名前だけは「清水プラザホテル」と立派なホテルです。
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今回の旅でただ1回の100Km超えです。
あー疲れた。

以前、東北を回っていたころは会社もあったし、1日で180Km走ったこともありましたが、いまはのんびりと70Kmくらいが適正距離ですね。

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