昆虫のお顔拝見

だんだんと寒くなってきまして、自転車も朝のうちにソソクサと3,40Kmほど走って帰ってくるという情けない状態です。

帰ってきて何をしているかというと、テレビの録画の溜まったやつを、超高速瞬間的判断で残すもの、消すものを分類したり、あとは寝っ転がって本を読んだりですね。

今日は、こんな本。
昆虫写真家 海野和男さんの「昆虫顔面図鑑」です。

何年か前に小学生のノートの表紙の爬虫類、両生類、昆虫などの写真が気持ち悪いという声に押されてやめたそうですね。
本当に、日本もしようのないことになってきましたね。

「子供が気持ち悪いといっているので・・・」とか、「何も気持ちの悪いものをわざわざ見せなくても・・・」というお母さん方の声に負けたようなんですが・・・

気持ち悪いって昆虫のどこが気持ち悪いんだろうね。
それに気持ち悪いものはみんな顔を背けるというのは、いろいろなことの差別につながると思うよ。
本の題名は忘れたけど、「気持ち悪いっていわないで」という本を読んだことがありましたけどね。顔に大きな膨れたアザのある人とか、顔にトラブルのある人の写真が満載されていました。

生物多様性というと大げさだけどね。みーんなこの世に生きてんだよね。

実物から目をそらせて、ゆるきゃらのような人造のかわいいものに走っていくのだね。ネットも含めて虚像の世界だけどね。

最近の美術大学の学生は、石膏の裸婦デッサンは描けるけど、実物の裸婦モデルを前にすると、途中で気持ち悪くなって外に逃げ出す学生もいるらしいよ。アイ アム ノット シンジラブル。

世の中のお母さん方も、自分が気持ち悪いからといって、子供もそこから逃げさせようというのは、よくないと思うけどね。

足元の、生き物をもっとよく見させて「生きている」ってことはどういうことかということを、虚像でなくて、実像として子供に体験させないとね。

ま、それはともかく「昆虫顔面図鑑」
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表紙を飾るのは、おなじみオオカマキリですね。
交尾したあと、オスが自分の身を提供して、メスの栄養にするというのは、よく知られていますね。

お次はミツバチ・・・・
写真家の作った図鑑だから写真は面白いけど、生物学的な解説はほとんどなし。
オデコにポツンとあるのは第3の目かな。

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熊蜂の飛行って有名な曲があるけどね。
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凶暴なオオスズメバチですが、顔は意外とひょうきん。牙はすごいけどね。
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顔グロで、目も黒いので、のっぺらぼうのクロオオアリ
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「血ぃ、吸うとりまんねん」
ヤマトヤブカ
多分、自分の体を吸わせて撮影したんだろうね。管の中の血が透けて見えます。
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なんてファンキーなお顔。シロスジカミキリです。
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オトシブミなんてね、ロマンチックな名前のくせに、世をすねたような複雑なお顔。
葉をくるりんと巻いてその中に産卵してから、葉を切り落とすので、それが「落とし文」の名の由来。
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オオムラサキです
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むかしは、実験観察で、カイコなんて家でも飼ったけどね。カイコなんて今の子供は知ってるのかなぁ。
カイコの成虫です。モコモコ
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とぼけた顔のトノサマバッタ
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われわれは、イトトンボなんてね、細いトンボはみんなそう呼んでいたけど、体に目盛りのような線のあるやつはモノサシトンボというんだね。
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こいつらの仲間は、交尾するときには、いかにも「愛してるよ!」なんてね、ハートマークで交尾するのが特徴。
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男の子ならだれもが捕りたがったオニヤンマ
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「木ぃ吸うとりまんねん」 
樹液を吸っているアブラゼミ
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つぶらなヒトミのアメンボ
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他にもいろいろ興味深い顔がいろいろ掲載されていて、飽きません。

ま、しかし、なんだね。
いくら昆虫写真家といったって、こんな写真がよく撮れるものだねえ。

この海野和男さん、シロウト向けにこんな本も出してます。題して「昆虫撮影テクニック」
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結局、道具と粘りなんだね。

モンキチョウ・・・・
意外と、こういうのがむつかしいんだよなぁ・・・・
チョウチョの飛び方ってのは、予測できない飛び方するからね。
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「いえーい!みんな、飛んでるかい?」
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