すみだ北斎美術館

アメリカの北斎収集家で有名なピーター・モースさんてのが、大の葛飾北斎ファンでありましたがね。日本に来ているときにアッサリコンとお亡くなりになったのでやすね。

その残されたコレクションを相続人が、こんなものいらん、ということになって、墨田区が買ったんですって。
それをベースにすみだ北斎美術館というのを建てまして、このたび11月22日に無事オープンにこぎつけたという話です。
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オープンしたらしばらくは大混雑が予想されますし、なにしろ浮世絵というのは大きさも小さいですからね。あまりゆっくりも見ておれないだろうな・・・と思っておりましたら、「だんな、だんな、ちょっとお耳を・・・」と越後屋がやってまいりまして、ちょっとお金を払ってもらいましたら、オープン前にゆっくりご覧になれまっせというお話。
「むふふふ、越後屋、おぬしも悪よのお」

という話ではなくて、近畿日本ツーリストといいますか、クラブツーリズムが事前ツアーを企画したんですね。

それで、行ってまいりましたのどす。

ま、美術館を見せただけではあまりお金もとれないということで、北斎ゆかりの地をいろいろ引きずり回して獄門打ち首じゃなかった、ま、それなりの付加価値をお付けしましたんどす。ということですね。

浅草駅、現地集合。
あいにくの雨でございますが、ガイドのセンセイの後をぞろぞろずるずる・・・
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しかし、葛飾北斎とこの浅草の観音さまとどういう関係があるのかわかりませんが、ふかかちふかかち、不可解不可解。細かいことはいいっこなしね。
仲見世を通って、本堂の前で自由時間40分。おーいきなりの自由行動ですか。
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ま、しかし浅草なんてのは数え切れないくらい行っておりますが、それでも自分で行っていると、見ていないところもあるもので、こういう機会に「へーこんなところもあったのか」と新しい発見もあるわけですね。
芭蕉だったか誰だったか「鐘は上野か浅草か」とよんだ、鐘撞堂
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伝法院
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自由時間の間に、仲見世を逆走して、梅林堂でソラマメ買って、途中で大学芋買ってと大忙し。

再集合しまして、伝法院横を六区のほうに出ます。
最近はここに全国物産会館ができちゃったのよね。
「まるごとにっぽん」というビルです。
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「北斎はどこ行ったんや北斎は」

食器問屋がならぶ合羽橋を通り抜けて、
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東本願寺へと向かいます。本願寺はもともとは、神田にあったらしいのですが、明暦の大火で、丸焼けになりまして、ここに移転して東本願寺、築地に西本願寺とわかれたのでありますね。

この東本願寺と北斎はどういう関係があるかというと、富嶽三十六景に東本願寺から見える富士を書いたと・・それだけのご縁でごぜえますです。
この三角屋根から見える富士山を広重も描いておりますね。
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それから10分ばかり歩きますと、浄土宗の誓教寺というお寺さんがありまして、
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お寺の多い地域ですし、小さいお寺ですから、見落としてしまいますが・・・・
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ここに葛飾北斎の墓があるのでやんすね。「あーようやく北斎がらみになってきた」

普通のお墓に混じって「画狂老人卍墓」と書いてあります。
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北斎の胸像
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また10分ほど歩きまして、新御徒町の駅から地下鉄大江戸線で両国へ。

降りたところが、江戸東京博物館の裏手。
隣の国技館と合わせて、幕府のお竹蔵の跡地だから、やたらと広い。
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榛の木稲荷というのがありまして、ここにも北斎が住んでいたということです。
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住んでいたといったって、なにしろ90年の生涯で、93回も引っ越しをしたという御仁だからねえ、いちいちお付き合いしていられないけどね。

しばらく歩きまして、回向院。
これも北斎とは関係がないけど、明暦の大火や水難で死んだ方々を大量に弔ってあるところです。
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ここには鼠小僧治郎吉のお墓があります。
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その隣に「猫塚」があるのに、思わず笑ってしまいました。隣に猫がいたら鼠小僧もおちおち寝ていられないね。
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なんでも江戸時代に、ネコを飼っていた人が病みついて、うごけなくなったときに、そのネコが小判を2枚加えて帰ってきたそうな。どこかの家に忍び込んで取ってきたらしいのだけど、次にみつかって叩き殺されたそうですが、あとでその話を聞いて飼い主とその叩き殺した人とで、猫塚をたてたそうです。

回向院の隣は、むかし、広大な吉良上野介の屋敷があったところ。
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北斎とは関係ないけど、上野介の首を洗った井戸でおます。
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吉良家は、改易になってこの屋敷は分割して、お下げ渡しになったのですが、その中に中島伊勢という幕府の鏡師の家があって、そこに葛飾北斎が子供のころに養子にはいったということらしおます。
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さすが両国、お相撲さん専門の店があります。
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胴囲100cm以上だって・・・
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両国公園の向かいに「東あられ」の店がありまして、ここが北斎生誕の地らしいのですが、説明版が消えておりまして、よくわかりません。
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いよいよあれに見ゆるは北斎美術館じゃないかいな。トコトンヤレナ。
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残念ながら展示室の中は、撮影禁止ということで、お見せできませんが、かの有名な「凱風快晴」(赤富士ですね)、神奈川沖波裏図などなど、なかなかのものでありました。

この北斎が絵を描いている人形は、作品ではないということで、撮影OKでした。
よくみていると、時々手が動きます。
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横にいるのは、後妻の娘のお栄、彼女も絵が好きで、親子そろって片付け嫌いで、部屋はいつもきたなかったそうです。

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