宇宙船のウンコウ状況

きょうは一日中雨で、ま、やることもないし、本を読んでいたわけです。


こんな本なんですけどね。
作家はアンドレー・チェイキンというNASAに勤務していたこともある人らしいのですが。
アポロ8号から、17号の月面探査のレポートなんですね。
題して「人類、月に立つ」
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上巻、下巻それぞれ2300円という値段なんですが、アマゾンで探すと中古品でよければ「だんなはん、470円でよろしおまっせ」ということなので、注文。昨日届きまして・・・・・新品同様でした。

別に月面探査に興味があるというよりも、あんな狭いところで、どうやって暮らしてんだろうなという興味だけなんですね。

宇宙船の運行状況を読んでいたら、当然ですがウンコ状況の場面が出てきましてついでにオシッコの状況も描いてあったのです。

ここから先は、これからご飯を食べようという人は読まない方がいいと思いますよ。

まず、オシッコはどうするかですね。そのまま普通に便器に向かって出したら、当然空中に水玉となって漂うわけですからね。
今でもそうかどうかわかりませんが、アポロ8号の時は、
「・・・・アポロでは尿はコンドーム様の筒に自分のひめやかな部分をいれて、外につながっているパイプのバルブを開けると、尿はそのまま虚空に流れ出し、小さな氷の粒となって太陽の光をあびてきらきらと輝く。」

ある宇宙飛行士は「宇宙で見たものの中で、一番きれいだったものは?」と聞かれて、「日没どきに見た小便」と答えたらしい。

設計の狙い通りにうまく行くはずもなく、Pを突っ込んだとたんに、装置の一部がP本体に突き刺さることもあったり、さらに追い打ちをかけるように、先端が吸い込まれることもあったといいます。
あわててバルブを締めると、バルブに大切な部分を噛まれてしまう。

慣れるまでは大変なようです。

排尿が始まると同時にコンドーム様の部品が外れ、黄金水の小さな水滴がにわか雨となって降り注ぎ、宇宙船全体に悪臭が充満するまで時間はかからない。それは、人の自尊心を傷つけるに十分な悪臭だった。
・・・・と書いてあります。


お次に、大きい方の話ですが、まずはシルクハットのようなビニル袋を取り出し、ハットの縁には粘着剤がついていて、本体の部分には内向きに指の形をしたポケットがついていると・・・・・

その粘着剤のついた帽子のツバの部分をハエ取り紙のように臀部に貼り付け、指状のポケットに指をいれて、出てきたものを取りだすことになっているらしい。とにかく無重力なので、自然に落ちてくるということはないわけです。

そんなことをしていると、ふと、宇宙飛行士などならなければよかったという気になると述懐しています。


出るべきものがしっかりと収まると、「楽しい仕事」がまっています。
青い殺菌剤のカプセルを開けて、ビニール袋にいれて、袋の中身を「しっかり捏ねる」んだって。ウヒェー

アンダースという乗組員は、残留物の少ない食物を打ち上げの数日前から摂取し、必要とあらば、月との往復中、下痢止め薬を服用することさえいとわなかったと言っております。

しかし、事件というものは起きるもので、ボーマンという乗り組み員が「宇宙酔い」になって、嘔吐することになります。
アンダースがビニル袋を渡して、下の部屋に行ったあと、部屋から緑がかった球体が飛んできます。テニスボールほどの大きさでたくさんのかけらや、粒とともに豚んできて、2つに割れてひとつが、アンダース飛行士の服に表面張力で卵焼きのように貼りついたと書いてます。

そのうちに、嘔吐どころか、下痢までして、ラベルとアンダースは、ペーパータオルを手に吐しゃ物と便のかけらを追いかけるはめになり、アンダースは「蝶を追いかけた少年の日々の頃を思い出していた」らしい。
あまりの悪臭に大急ぎで酸素ボンベのマスクを口にあて、酸素を全開にしたといっております。

「本来は火災が起きたときのためのものだが、かまうものか」と、もうヤケクソです。焼けてはいないけどね。


いやーこの本の中でこの部分が、一番おもしろかったなぁ。
宇宙飛行士にならなくてよかった。

これに比べりゃ、エコノミークラスでヨーロッパとか、南アメリカへ飛ぶなんて問題じゃないね。

今でもこんなことをやっているのかどうかしらないけど・・・・・・どうなんだろうか・・・・?


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