ヘボンさん

ヘボン式ローマ字表記、誰でもご存じかと思いますが・・・・・

自分のイメージでは保育園の壁に貼ってあったような気がするのですが、よく考えてみると保育園にあるというのも早すぎるような気がしますね。
多分、小学校の時でしょう。
とにかくその頃から「ヘボン式」というのがずーっと頭の隅にこびりついておるのです。

ヘボン式と言う限りは、その相手として「ドボン式」とか、「おぼん式」「こぼん式」なんかがあってもいいわけですが、JIS統一表記とか、無粋なものしかなさそうですね。

ヘボン式というのは、”し”などを si ではなく shi と書く表記方法ですね。

ヘボン博士。本名はJames Curtis Hepburn。
今ならヘッバーンというところを江戸末期の人は「へぼん」と聞いたのですね。
この式で行くとあの「ローマの休日」の女優も、オードリー・ヘボンとなるわけです。

アメリカのペンシルバニアで生まれて、プリンストン大学で医学を学び、プロテスタントの長老教会から派遣されて、日本に来たのが1859年安政6年です。
按手礼を受けた正式な牧師としてではなくて、医者としてきたのですね。
一旦帰国して、按手礼を受けて正式な宣教師として、再度訪問しなさいと勧められたそうですが、なぜか断ったらしいです。
普通はRev.すなわちレバレンド ヘッバーン、ヘッバーン師と呼ばれるところを、Dr.ヘッバーンと呼ばれていたそうです。
日本人の治療などの面倒もよく見たひとらしくて、「ヘボンさんでも草津の湯でも、恋の病は治りゃせぬ」という地口が流行ったそうです。

とにかく、聖書の和訳、英和辞書などの製作に精力をつぎ込み、多大の成果を上げた人のようです。
その過程で「ヘボン式」表記を開発したのですね。

ヘボン塾という英語塾も営んでおり、林菫などはその塾の出身だとのこと。
ヘボン塾が発展して、明治学院の設立、フェリス女学院の設立とつづき、島崎藤村などは明治学院の第一期卒業生らしいです。

そういう意味では日本の教育界に大きな足跡を残した外国人なのです。

そんな細かい事はともかく、ずーっとヘボンの事が気になっていたオイラにとって、ある日、突然、「ヘボンというのは、ヘップバーンのことなのよね」ということがわかった時も驚きましたが、その人物が明治学院の創始者で、銅像が学内にあるということを聞きまして「これは行かざぁなるめえ」

以前に自転車で銅像巡りんをした時に、気になっていたのですが、他の銅像群と離れていたこともありまして、ちょっと後廻しになっておりました。

3日間の雨で家の中でゴロゴロしている間に、持病の腰痛がぶり返し、自転車に乗るのもまずいかなぁということで、腰痛ベルトで防護しながら、ヒョコヒョコヒョコとお出かけしたのでございます。

JR品川駅から歩くこと17分。品川プリンス、高輪プリンスを横目に見て、ようやくとうちゃこ。
ヒィー、いててて。腰痛ベルトしてきてよかった。

こんなガッコでありました。
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なかなか洒落たキャンパスであります。

守衛所の前をコソコソコソと通り過ぎて・・・・
ちゃんと入場申請すればいいのですけどね。用事もないのに入るのはどうのこうのと言われても困るので、学生のようなふりをイグレシアスで通り抜け。
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この建物は昔の米国公使館だったらしい。
観光スポットにしてもいいくらい。
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構内に、「歴史資料館」というのもありまして、のぞいてみると誰もおらず、「ご自由にご見学ください」と有難い貼り紙が・・・・・

「そうですか、ほんじゃぁ、遠慮なく・・・」と入りました。

江戸末期から、明治初期の聖書の展示などがしてありまして、なかなかおもしろい。
福音書で、これはヨハネの福音書らしい。これはさすがに読めない。
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これはオイラでもわかるね。路加、ルカ伝だね。
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これもルカ伝
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これは、馬太、なるほど、マタイ伝だな。
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人名を漢字にするだけで苦労したのだろうね。

そもそも、GODを神としただけで、大変な事件だよね。
日本でいう神と、GODとは全然違うものね。

これはヘップバーンとクララ夫人。
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これは第一期卒業生の島崎藤村と、彼が作った、明治学院の校歌。
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さーてと、ヘボンさんはどこかなー?
教会の壁にもありますね。
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ずーと奥に歩いて行きますと・・・・・
あ、いましたいました。ヘボンさん。
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はー、こういう方だったのですか。確かにマジメそうな人ですね。
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「はじめてお目にかかります。風船屋GGと申します。我が国の発展のために多大の功績を残していただき有難うございました。安倍総理大臣に代わってお礼を申し上げます」

こらこら、ポケットに手を突っ込んで礼を言うやつがあるか。
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ま、一応気もすみましたので、また品川駅まで、ひょこたんひょこたん。

腹もへったので東京駅で駅弁購入。
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東京駅開設100周年記念弁当だって。へえー

上野公園で大道芸を見ながら坐りこんで弁当を拡げます。
ウヒャー一杯はいってるね。
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築地の青木の卵巻きとか、日本橋の大増の煮物だとか、築地の田中のカレイの粕漬けとか、有名店とコラボレーションしているようです。
笑ってしまうのが、ご飯の上にチョコっとのっているオカカが、日本橋のニンベンと書いてあるのですね。

見ていた大道芸が、途中で失敗して落ちてしまい、思わず笑ってしまいました。
筋書き通りの落下だったようですが・・・・・
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インド人でしょうか。
「アブナイ、アブナイ。コワイネ」というカタコトの日本語がまたまた観客の爆笑をさそっていました。
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ばかやろめ。ご飯を吹き出してしまったじゃないか。

往復の電車賃と、駅弁代だけの一日レジャーでありました。


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この記事へのコメント

浜えくせる
2014年10月26日 10:48
ヘボンさんが明治学院の創立に関わったアメリカ人とは知りませんでした。
彼が安政年間、横浜市神奈川区にある成仏寺の本堂に住み、宗興寺に神奈川施療所を設けて医療活動を開始したとの記述を成仏寺で見たことはありますが。横浜に男女共学のヘボン塾も創ったとのこと。
2014年10月26日 13:55
そういえば、横浜にもヘボンさんの記念碑があるそうですね。幕末に開国した時に、「外人は体がでかいから、寺にいれろ」という方針だったそうですね。みんなお寺に住んでいたようです。ヘボンさんなんかが、お寺に滞在して、ミサを行っていたかと思うとおかしいですね。
sazae3
2014年10月26日 15:41
時を同じくして・・と言いましょうか、偶然ですが初めて3孫からメールが届きまして、ローマ字を習い始めました。との事でパソコンを打てたということらしいです。今3年生です。昔も3年生で習ったような気がしますが、ヘボン式ローマ字表のヘボンさんがフェリス女学院のとは知りませんでした。今でもヘボン式なのかしら?聞いてみたいと思いますが、ヘボン式って言って分かるかな?
sazae3(再)
2014年10月26日 15:51
すみません。記が抜けてしまいました。いつもの事ですがそそっかしくてすみません。
再コメントのついでですが、お姿拝見して、なんだか姿勢が悪いようなS字形ですね。お弁当美味しそう、名店街のお味でしょうか?食べてみたいです。
2014年10月26日 19:35
ヘボン診療所でメアリーなんとかさんが教え出したのが、フェリスのスタートらしいです。姿勢はまったくご指摘の通りでうつむきがちの人生なものですから、そのまま銅像を見るとこうなるのですね。子供の頃からですから今更治らないかもしれませんが、気をつけないといけないですね。「し」をどう書くか聞いてみられて、SHIだとヘボン式ですね。パソコンだとSIで「し」とでますから、JISかも知れませんね。
クク
2014年10月26日 22:33
ヘボン博士と母校の宣伝有難うございます これほど立派な紹介文を読ませてもらったとは感激です もう創立150周年、53年超えました我がサイクリング部も・ 
2014年10月27日 06:04
ククさんの出身学校でしたか。OBの許しも得ないで入構しましてすみません。以前に井上円了の銅像を見ようと東洋大学にいったら、守衛所で止められました。(結局いれてもらえましたが)。明治学院はわりと自由な校風のようですね。キャンパスもなかなかきれいな建物があって・・・・