かさご釣り

梅雨空を所在なく見上げている時に、ふと思ったのであります。
「あぁ、久しぶりにカサゴ食べたいなぁ・・・・」


ハナダイだとか、アイナメだとかを釣っているときに、外道としてカサゴは釣れる時はあるのですが、食べたい時に釣るというのはなかなか難しい。

どこかでカサゴ専門に釣っている船宿はないかいなとさがしましたら、ありましたありました。

しかも船橋港とバカちか。

「内木」釣り船となっております。

お、引っ込み思案で内気なGGにふさわしい店名ではありませぬか。あるいはナイキと読むのかな。

ともかく、食欲最優先と、雨の中を行ってまいりました。
高速を走って行くと30分で着きますね。近いねえショッピングセンター「ララポート」の近く
しかも7時出船だから楽。外房で乗る時は、とにかく日の出前に出船だから、この季節だと2時起床なんだよね。
老人は早起きといってもこれはちょとつらい。

内木の繋留場。
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おーなかなか立派な船ではないですか。初めての船宿なので、ちょっと心配していたのですけどね。
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「ところで船頭さん。おたくの名前はなんて読むの?」
「え?ないき?」
おーこれを履いてきて正解だった。(関係ないか。ま、縁起がいいね)
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東京湾で釣るのは、十年振りくらいかな。波も静かで、楽ちんだね。

東京湾といったって、船橋は湾奥だからね。釣れるのかね。

なかなか親切な船頭で、出発にあたり、釣り方の説明。ま、カサゴなんてのは、あまり技術はいらないけどね。
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先オモリ15号の胴付き2本バリ。

下バリには、加賀料理にはかかせない「ごり」。ごりもこんなとこでエサになっちゃぁ、かたなしだね。
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上ばりには、青いそめの1匹つけ。
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最近は、ずいぶんと謙虚になったGGさん。中くらいのを3尾もつれれば御の字、10尾も釣れればひっくり返る。
というくらいの気持ちで、さぁ出発。

1時間走りまして、ここは本牧沖。千葉で釣るのかと思ったけどね。抗争が始まらなければいいけど・・・・

沖堤防の根際にいるカサゴを釣ろうという狙いのようですな。
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向こうのお二人は、オイラよりひとつ上。昭和21年生まれとのことです。
ひとりは、高島平から、もうひとりは船橋在住。
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それでは始めてくださいと船頭の合図。
はい、ポッチャーン。

しばらく待ちますと・・・・くくっ
ちょんと合わせますってえと、ぎゅいんぎゅいんと暴れながら上がってきたのがこいつ。
カサゴは合わせた瞬間にがつがつがつと暴れるところが面白い。途中で急に元気がなくなるけどね。
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1尾釣れるのと、ゼロというのは大きな差ですからね。一安心。

名人が釣ると、きっちりとハリも上あごにかかるのであります。うっふん。じゃなかった、おっほん。
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艫に座った女の子もまぁまぁのサイズを釣って大よろこび。
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オイラも一荷で釣って大よろこび。
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かさご以外にも
アジ。ちょっと小さいけど、アジフライにいいサイズ。
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黒めばる、沖メバルよりおいしいような気がします。
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まさば
♪さばだばだばだば、
ゴマサバはよく釣れるけど、マサバなんて久しぶりだね。血抜きして持って帰ろうっと。
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汐止まりの間に、羽田沖に移動しまして、
釣っていると、ひっきりなしに飛行機がとんできます。
JALがきたかと思えば・・・
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ANAが来るという感じで、
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どんどん、次から次へと飛んできます。

釣りの方も、どんどん釣りあげます。

あっと、気が付いたら「あーあ、またやっちゃった」

ホドホドのところで止めておかないと、あとのおサバキが大変なのに・・・・
わかっちゃいるけどやめられないのだにぃ。

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釣っているときは天国だけど、これだけの数をサバくとなると、大変なのよねえ。地獄どすえ。

かさごなんて、10尾もあれば十分なのに、そこでやめておけばいいのだけどね。

いいのだけど、
わかっちゃいるけど、止められない!

というわけで、「おさばきの場」となります。

マサバはその場で、血抜きをしましたので、ほれっきれいな身でしょ。
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まずはカサゴの刺身。
カサゴとか、メバルってのは、ひれとか、エラブタに棘があるので、気をつけないといけません。スパッと切れてしまいます。
おまけに30分で帰ってきたものだから、半分くらいはまだ生きていて、暴れるヤツもいるから、モー大変。
普通の魚は、氷水にいれると大概は死んじゃうけどね。
ソイとか、カサゴは、なかなか死なないのよね。
押さえつけて、「すまぬすまぬ。成仏してくれい。おいしいお前が悪いのだ」ぐさっ。

どうせ食べるのだけど、生きているのに包丁いれるというのは、嫌だね。どうも後生が悪い。
あの生き造りという趣味の悪い食べものも、あまり好きじゃないんだよね。ま、食べるけど・・・・
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タイだとか、カサゴなんてのは、刺身は一晩おいた方がいいのだけどね。
固いのを覚悟で、薄く、ソギ切りにします。
わさび醤油で食べようかな、それともカルパッチョ?
迷って、変な盛り付けになっております。
しかも、庭で採ってきた、三つ葉、シソ、洋物ハーブを目いっぱい振り撒いたので、無茶苦茶。

小さいのは、カラアゲにするか、味噌汁にしてしまいます。
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味噌汁の横では、煮付けを作って・・・
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その横では、オサバキを続けておりますので、てんやわんや。
阿鼻叫喚血池地獄支離滅裂疾風怒濤波乱万丈大量殺戮
もう、料理しているというよりも、魚介加工工場の作業場だね。
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・・・というようなわけで、
カサゴ44尾、アジ4尾、めばる1尾、マサバ1尾をサバクのに、延々2時間も台所で立ち続けることになったのでございます。

あー、腰が痛い。魚の祟りかな。

ま、しかし、カサゴの煮付け・・・・・
骨離れがよくて、ほくほくして、やっぱり、「うんまいなぁ・・」 (涙がぽろり、ほっぺたポトリ)

キンメも、ノドグロ、メバルもおいしいけどね。オイラはカサゴちゃんが大好き。

味噌汁もいいダシが出てうまかったです。山陰旅行の時に家に送った、宍道湖の冷凍シジミが切れたときだったので丁度よかった。我が家の味噌汁は当分、カサゴ出汁。

刺身はやっぱり、一日おけばよかったなぁ。
グルメタレントなどは、「なにこれ!シコシコして、うま!」なんていうのだろうけどね。
新しければいいってもんじゃないからね。


この記事へのコメント

浜えくせる
2014年06月17日 15:07
船釣り、目的のカサゴ、大漁だったですね。
釣り場が横浜の本牧近くだったとは、びっくり。我が家からの方が近い。
残念ながら私は船酔いしやすいので、船釣りは敬遠しています。伊勢湾でも、東京湾でも、鳥取県の米子沖でも酔いました。
2014年06月17日 20:00
はは、私もまさか本牧まで走るとは思いませんでした。てっきり市原・木更津方面かと思っておりましたが・・・横浜沖をお騒がせいたしました。

乗り物酔いには「アネロン ニスキャップ」です。風船屋も以前は乗る度に吐いていました。「吐いて死んだ奴はいない」と自分で言い聞かせて、何度も何度も吐きましたが、今は吐かなくなりました。薬は念の為に飲んでおりますが・・・
儚い人生・・・
浜えくせる
2014年06月18日 18:25
乗り物酔い対策の薬「アネロン ニスキャップ」の紹介、ありがとうございます。
今度船釣りの際、試してみます。