禅とハードル(その1:南直哉 )

3月に、「禅とハードル」という本が出版されまして、禅僧の南直哉師とハードル競技の為末選手の対談集ですね。おもしろかったのでちょっとご紹介を・・・


まずは南直哉師について・・・・・・
みなみ じきさいと読みます。この人は以前から興味があっていろいろな著作を読んできました。
この様な本です。
「老師と少年」、「語る禅僧」「なぜこんなに生きにくいのか」などなど・・

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「老師と少年」というのは短い本ですが、短いだけにちょっと理解しにくいところがあります。少年と老師との対話なんですけどね。わかったようなわからないような不思議な味のな読後感です。

末尾に3人の方が解説というか、感想文を書いているのですけどね、脳科学者の茂木健一郎氏、みうらじゅん氏、タレントの土屋アンナさんですが、面白いのは土屋アンナの感想がよくわかるということですね。知的気どりのない分、正直なんでしょうね。人はみかけでわからないものですね。
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GGとしては「なぜこんなに生きにくいのだろう」という本のほうがわかりやすく共感しやすいですね。


今回読んだ「禅とハードル」というのはサンガ社発刊ですが、陸上競技者の為末選手との対談です。結果として、非常に面白かったので、図書館で見つけたら、後先を考えずとりあえず借りてくることをお進めします。もちろん購入しても損はないと思います。1600円です。

対談の途中で、為末選手に座禅の手ほどきをしていますが、なかなかわかりやすいですね。理由なんか考えずにまず言われたとおりにしなさいということですね。

道元は、座禅とは「万事を休息する」と言っているらしいです。何かに意図的に働きかけることを全部やめるということ、「疲れをとるために休息する」「明日のために休む」といった「・・・・・のために」ということは一切なく、無目的にただただじっとするということのようです。

南さんは小さい頃は喘息持ちで、子どもながらも、もう死ぬかという気持ちになったことがあったらしいので、そのせいか、「なぜボクは生きているのだろう」とか「死ぬということはどういうことだろう」とか考えていたそうです。

早稲田の文学部を卒業して、大手デパートに就職したものの、その疑問がどんどん大きくなり、会社をやめて、いきなり永平寺に飛び込み、修業を積んで、いまは恐山の院代理と、福井県霊泉寺の住職を兼ねておられます。
いわゆる坊主の家系の跡継ぎというのではなくて、悩んだ末に一般在家から、曹洞宗に飛び込んだわけですから、われわれの悩みに近いテーマについて深く考えておられる様子がうかがえます。
・・・というわけで、本もお薦めですが、ブログサイトも運営されていますので、ちょっと覗いてみるのもいいかもしれません。
http://indai.blog.ocn.ne.jp/

この記事へのコメント

osome
2013年03月10日 20:19
ブログへ行ってきした。
素晴らしいブログですね。派遣の事・体罰についてだけでも吸いこまれるように読みすすみました。ご紹介いただきましてありがとうございます。まったくその通りです。過去には道元さんの事等にも興味があっていろいろと読んだ頃があります。ありがとうございました。
2013年03月11日 21:21
道元なんて、難しい本を読んでおられたのですね。正法眼蔵なんて、最初の何ページかでいつもギブアップです。南さんのほうがわかりやすい気はするのですが、どこまでわかっているか・・・・