ハイキング

ハイキング、そう、言わずとしれた俳句をつくることですね。
(え?違うの。今更そんな事いわれてもね。他に話題もないし・・このままいきますからね)
どうやったら、簡単に俳句が作れるか。簡単なようで、奥が深い。

GGは、まだ冗談で俳句をいじっている段階で、ひとさまに見せるような俳句はとてもとても。
(その割には、ブログで駄作を書いているじゃねえかって?へへ、まぁまぁまぁ)

加齢による不定愁訴で、肩とか、手が痺れておりますので、そのうちに、自転車も乗れなくなるかも、釣りもできなくなるかも、フルートもギターもできなくなるかも、という危惧は常にあるわけですね。

そうなると、ホラを吹くか、俳句をうなるか(こらこら、義太夫かい)しかないわけですね。
あれだけの俳句人口がいるということは、それなりにどこか、面白いところが有るのだろう、多分。
ということでね、面白さがわかるまではちょっとやってみるかと、思っているのであります。


かと言って、師をとって、いろいろとお付き合いするのは、今のところは面倒だし、第一、もはやこれ以上遊びを増やす時間的な余裕はないのであります。

ということで、しばらくは独学でと思っているのでありますね。

そんな中で見つけた、高浜虚子の俳句入門3部作。
画像


曰く「俳句の作りよう」
曰く「俳句とはどんなものか」
最後に「俳句はかく解し、かく味わう」の3冊です。角川ソフィア文庫です。

これはとにかく、ものすごくおもしろかったです。

文学者であるけれども、非常に論理的な人で、すべてのことを、論理的に、分析的に書いてくれてあるので、素人でも非常にわかりやすいのです。
「客観写生」「花鳥諷詠」ということにこだわった人ですね。

今まで読んだ俳句入門本の中ではピカイチ、群を抜いてます(と思います)。

「俳句の作りよう」は超入門編(といいながら、中身は濃い)
「俳句とはどんなものか」は入門編
「俳句はかく解し、かく味わう」は中級から上級(かな?)。ここまで読むかというほど、17文字を分析しているわけですね。
1冊、1冊は薄いし、文庫本で600円弱です。ものすごくお得感があります。

超入門編の「俳句の作りよう」の、ほんのサワリのところをご紹介しましょうかね。

まず、
その1.
何でもいいから十七文字並べてみなさい。と冒頭にあります。

「そんなこといったって・・・・あああいいいというわけにもいかないでしょ」」

その2.
どうでもいいからとにかく十七文字並べてごらんなさい。
「え、そ、そんな無茶な・・」

その3.
といわれても、初心者には無理かもしれないね。
「だからぁ、最初から無理だといってるでしょ!」

その4.
とりあえず季語をなんでもいいから使ってみなさい。
たとえば、このような季語があります。”元日、門松、万歳、カルタ、松の内、紅梅、春雨、彼岸、春の山、猫の恋、時鳥(ほととぎす)、牡丹、清水、五月雨、富士詣、七夕、秋風、目白、椎の実、秋の暮、時雨、掛乞、牡蠣、枯れ尾花、鐘冴ゆる”
(・・・と25個の季語が示されます)
これらを使って、虚子が適当に俳句を作ってみますと、「こうなります」。ただし、決して立派な句とはいえませんよとの断りの上で・・・

「元日や この秋にある 大嘗会(だいじょうえ)」
年があけて、あぁ今年は、大正天皇の即位式が秋にあるのだなぁ、という感想。

「一匹は 見えで鳴きけり 猫の恋」
猫が2匹でみゃぁみゃぁと鳴いている、一匹しか見えないけどね。

「富士詣 一度せしことが 安堵かな」
人が行くと気になるものですね。GGも昨年登ってきたので、安堵安堵。

「ひとり謡う 謡淋しや 秋の暮」
確かに、謡いなんてものは、仲間でやるから楽しいのだろうね。

こんな風に、たちどころに25季語で 25句を作ります。

加えて、”や、かな、けり”などの切れ字を適当にいれると、俳句らしくなるよ、とも。
(大俳人のお言葉とも思えないね)


5.箱に伏せて
季語を決めたら、その季語を箱に伏せて、季語を忘れて、箱の上に立って、天地乾坤を睨めまわせ。というわけです。
これは芭蕉の弟子の許六というひとが言った言葉らしいのですね。
季語だけをじっと睨んでいて、考えても、なかなか難しいだろ?(はい、そうです)

そこでいったん、季語から離れて、空、宇宙、地上、自然、人、あらゆるものを見て、思い浮かべて、気になったものを目にとめておく。

記憶にとどめたものを、先ほどの季語と、組み合わせて句にするという手法をやってみたまえと、こう虚子居士はおっしゃるわけです。
そこで、たとえばと続くわけですね。

虚子は、まず「お年玉」という季語を選んだとする。
そこで季語を一旦忘れて、まわりを見渡し、思いついたものとしてはこんなものがあると言うわけです。
たとえば「雪」、例えば、子供の「泣き声」が聞こえてきた。あるいはたまたま自分の姓である「高」という字がよぎった。などなどですね。
それらを強引につなぎ合わせると、新しい切り口の俳句が出来上がるというわけです。

雪と合わせて
「年玉や 雪の小家の床の上」
「雪の戸に 喜びみちぬ お年玉」など11句
泣き声と合わせて
「泣き声の はたととまりぬ お年玉」など3句
高では
「年玉や 高き賤しき おしなべて」
「高々と 水引かけぬ お年玉」など5句
をしゃかしゃかしゃかと作ってみせるのです。

もちろん、本人も、こうした方法はどうしても味わい深いものは難しいと言っております。でも俳句らしきものはできるよと。

6.やはり正攻法は、対象を案じ入ること、じっと眺め入ること
  といっております。

「ひとつ根に 離れ浮く葉や 春の水」
これはなかなか名句だと思うのでありますが、春の小川のほとりを歩いていて、ふと目にとまった水草からどう眺めきって、どういうように考えて、この句に至ったかという流れを、5ページにわたって、克明に説明してくれているわけです。
その通りにできるわけではありませんが、非常に勉強になりますね。
なるほどプロはこういう風に考えて作るのかという参考になります。

というわけで、まぁなかなか、面白い本なのであります。
どうですか皆さんもひとつ・・・
ロードバイクに乗りながら、ロード俳句

ほんじゃ、また。


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この記事へのコメント

クレー爺
2012年03月23日 13:21
さすがGGさん、俳句も深く掘り下げようとされているのですね、深さは何んフィートくらいまで?
3月生まれの私としてこんな俳句を詠みました。
「3月の たんじょう祝い ひっそりと」!(暗いな~) 
(3月は東京大空襲、サリン事件、東日本大地震と大きな事件等がありましたのでね~(>_<))
2012年03月24日 06:22
クレー爺さん誕生日おめでとうございます。○4歳でしたっけ。このまま喜寿・米寿まで突っ走って着ましょう、エイジライド目指して。88歳で88Km。
俳句を掘り下げているのではなくて、ジャンルでいうと読みかじった本のご紹介というやつで、ブログネタとしては一番ずぼらなパターンですね(汗)。
本日のBBQサイクリング、長老ード楽しみにしておりましたが、果たして雨は?これから、外をのぞきに行ってきます。