放射線量(その1)

♪ジャジャジャン、ジャジャジャン、ジャジャジャン、「ガオーっ」なんてね。
ゴジラというのは確か、南洋で放射線を浴びて、ああいう風に、火は吐くわ、水陸両用になるわ、強力になっちゃったという設定でしたね。

もとはなんだったのかね。トカゲかな、イグアナかな?火を吐けて、水陸両用になるのなら、オイラも浴びてみようかなー。タバコ吸うときライターいらないね。
なーんて冗談言っている場合ではありませぬ。

放射線量に関してはいろいろな情報が飛び交っていて、何が何だかわからないのよね。発表側はうそ付いている場合もあるだろうけど、聞いているほうの知識不足も問題なのですな。
後で「ダマサレター」と人のせいにしないためにも、ある程度の知識が必要だねと、とりあえず本を買ってきました。ここに書いてあることは、大体がこれらがネタ本であります。
1.「私たちはなぜ放射線の話をするか」(木元教子ほか、WAC BOOK)
2.「放射線の健康への影響」(大朏 博、WAC BOOK)
3.「核爆発災害」(高田 純、中公新書)
選書の基準はありません、棚の右から適当に3冊。
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結果的には、1と2は原子力推進論者ですね。かといって反対論のひとはヒステリックな感情論のひとが多いのでバランスが難しいのよね。
あまりしつこく書いてもしようがないし、中途半端に書いても叱られそうなので、本日はとりあえず(その1)としました。その2で終わるか、3までいくか。

まず、トキシコロジーの元祖のパラケルサスというおじさんが、「あらゆる物質は毒である。要は量の問題である」と、言っております(。トキシコロジーというのは、物質が人体に与える影響を研究する学問らしいです。)
そりゃそうだね、塩だって、自転車乗っていて、汗で不足すると、足がつったり、熱中症になったりするものね。
だからといって、口から、これでもかーなんて詰め込まれると死んじゃうだろうね。
だからね、どれだけの強さのものをどれだけの時間浴びたかということがだいじなのですね。

まず基本のき。単位のお話からですね。
ベクレム、グレイ、シーベルトがあります。

まずベクレム。これはその物体がどの程度放射線を出す能力があるかという、発射側の数値ですね。

グレイというのは発射(といっていいのかな、わかりやすくするためにネ)放射線がどの程度人体に(人体にかぎんないけどね)当って吸収されたかということをあらわすみたい。

同じ量あたっても対象物(人体のような)に与える影響が違うので、影響に応じて換算係数をかけて、換算値で比較しやすくしたものがシーベルトなんだってさ。

同じ100ホンの音でも、オーケストラの音と、建設現場の音では感じ方が違うよね。建設現場の音は50ホンでがまんできなくなるけど、音楽の音だと150まで大丈夫とかね。

フランスの学者の説明では、太郎君と花子さんが石合戦をしたとすると、
太郎君は1秒間に10個投げられる。花子さんは1秒間に5個投げることができると。
これが太郎君=10ベクレム、花子さん=5ベクレムと表現。

太郎君は10個の内、3個命中する、花子さんは5個の内、2個命中すると、
花子さんは3グレイ当てられた、太郎君は2グレイ当てられたと表現します。

花子さんの石は陰険で角ばった石で、当ると10(10シーベルト)CCの血が出るから、太郎君は2グレイで20CCの血が出る。太郎君の投げる石は丸くてしかも軽いから、当っても1CCの血しか出ない、よって3CCの血が出る。
この石の危険度合いをシーベルトと表現しているみたいですね。
この石合戦を続けると、花子さんの圧勝ですね。

ということで、人間にとってどれだけ危険かということをシーベルト(学者の名前らしい)を使って表現しております。(・・と本に書いてあります)

シーベルト=換算係数×グレイ   というわけだね。

その係数は、
X線、ガンマ線、ベータ線を1とすると、アルファ線は20、中性子は5~20、中性子のなかでも100~2000KeVのものが20と凶暴らしい。

人間に対する影響ということを考えるとシーベルトを使うのですが、通常Svと書きます。
Svの1000分の1がmSv(ミリシーベルト)そのまた1000分の1が、μSv(マイクロシーベルト)なのですが、普通はmSvで比べるのが多いみたいですね。

大事なことは、普通に暮らしていても放射線は浴びている。それどころか、人体そのものも放射線を発しているのですね。
「釣りバカ日誌」でハマちゃんと奥さんのミチコたんが「合体―っ」なんてやっておりますが、お互いに放射線を当てっこしているのですね。
「なになに?誰だい?そこで「オイラは放射せん」なんてダジャレ言っているのは」

普通の生活をしていて、1年間に自然界から浴びる放射線が、世界平均が2.4mSvで日本の平均が1.5mSvであります。
日本で一番高い県が岐阜県で1.12mSv、一番低い県が0.81mSvの神奈川県と言われております。
タバコを1日1.5箱吸う人は1年で13~60mSvと言われております。
だから水道に放射性物質が何ベクレム含まれていたからといって、水を買いあさって、タバコを吸っているひとはあまり意味がないらしいですよ。
ジェット機でニューヨーク往復すると宇宙から飛んでくる放射線を0.2mSv浴びるということになっております。

ふー疲れたね。
だからね、TVで言ってることがわからないといっても、やさしく説明のしようがないのかもしれないやね。
だから、我々も少しは勉強しようかな、ということです。

本日はこの辺で、さらばですのじゃ。
(しかし、ますます自転車から遠くなっていくね)


この記事へのコメント

sazae3
2011年04月01日 07:58
まだ肌寒いのですが、かなり春めいて来ました。
ゴジラに始まって・・ついつい引き込めれて読んでしまいましたぁ。素晴らしいブログです。
確かに正論を言っている部分も理解できますが、反対論のひとはヒステリックな感情論の事が多いですね。それは感じていました。
分かりやすい説明です。ありがとうございました。
本屋へ立ち寄ってみます。
2011年04月01日 08:30
わざわざ本屋さんに行かれる必要はないかと思います。特に「核爆発災害」は原発よりも核爆弾の話が中心でした。広島の爆心で被災されて4Sv(ミリではありません)の被爆で83歳まで生きられた人とか、別の意味で参考にはなりましたけどね。
グーグルなどで、電気事業連合会の「原子力 コンセンサス2011」などを検索されると、大体のことは出ていますね。当然推進派ですから、80%くらいで読んだほうがいいかも。